「合法的に出禁になれる作戦」未だ成功せず!
条件もうるさいし、態度も悪いし……ってところもあるんで、そんな現場には自分は行きたくないですね、お断りです。今なら、会社に対して「あの現場、最悪だから、もうこの仕事取らないでよ」とか言えちゃうんですけど、みんながみんな、会社にそんなことを言えるワケもなく、自分もそんなことが言えない時代がありました。
以前勤めていた会社で、まあそんな条件がありつつ、態度も悪い現場があったんですよ。自分の中では、行きたくない現場のナンバーワンでした。ある日、イヤイヤながら待機していると110番通報をされたらしく、警察官がやって来て「通報がありまして、免許証と車検証を見せてもらえませんか」って言われたんですね。
「うわ、通報されたか!?」って思ったんですが、俺の中の悪魔がささやきました。「合法的に出入り禁止になれるチャンスじゃん!」と……(笑)。
この「出禁大作戦」を成功させるべく、警察官に対して笑顔で免許証と車検証を提示し、聞かれてもいないのに、「○○って現場に行くんですけど、条件が厳しくてココで時間調整するしかないんですよ」なんて話をしつつ、「警察から指導してもらえないですかね」とか言って、現場の会社名・住所・電話番号、自分の氏名・所属している会社名を書いたメモを渡したことがありました。
結果は、違法性もないのに警察がそんなことに首を突っ込むワケもなく、作戦は失敗に終わりました。今でも、イヤな現場には「出禁大作戦をやってやろう!」なんて意気込んで行くこともあるんですが、自分の気の弱さが原因なんでしょう、いまだに成功したことはありません(笑)。
この仕事をしている以上、「どっかしらで待機しなければならない」ってことは、今後も続きます。
自分ら運転手が、どのように待機場所を見つけるかといいますと、一番多いのが運転手同士の会話からですね。自分が初めて行く現場であれば、「ココ、あの人行ってたよなぁ」って感じで、その人に電話をして、「現場に入って待っていられるのか?」とか、入っていられなければ「どこで待機していられるのか?」ってことを聞きますね。
誰も行ったことがなく、自分が初めて行く現場の場合は、土地勘があれば「あの辺で待機できるなぁ」ってのがわかるので、特に用意はして行かないんですが、土地勘がない場合は、グーグルマップの航空写真やストリートビューを使って、待機できそうな場所を何カ所か把握しておきます。これが、けっこう面倒くさいんですけど、まあ仕方がないです。これからも頑張ります(笑)。
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