元ベテラン運転手 トラさんの「泣いてたまるか」 No.7

元ベテラン運転手 トラさんの「泣いてたまるか」 No.7
トラックドライバーの誇り その4
普通乗用車と営業用トラックの事故率の比較に関しては、トラックの事故率の低さはお分かりいただけたと思います。だけど、なぜトラックの事故が少ないのかに関しては、疑問に思うところがあるのではないかと思います。特に一般の方はなおのことでしょう。ですが、これが現実なのです。
一般的に、事故や事件に関して我々が知るのがマスコミを通じてからなので、それから与えられる印象が大きく影響します。つまり、トラックが起こす事故は大きな事故が多く、マスコミにしてみればそのことが報道するメリットがあるわけです。もちろん、それ以上の事件や天災があれば、トラックの事故といえどもかき消されるのが通例です。
言い換えれば、ニュース性があるかどうか、その日の事件や事故の相対評価で決まるわけで、トラックの事故が多いから報道するわけではないのです。
では、みなさんに考えていただきたいのは、なぜトラックの事故がこんなに少ないのか、そして、平成22年中の事故が、自家用乗用車(普通、軽乗用車)が全体の83%もある現実を知っているのだろうか……。
一部のサイト、つまり2チャンネル辺りでは、未だに事故の多い乗用車からトラックの悪口を言われっぱなしではないでしょうか。
統計、それも警察庁が出している全く同一条件の、一億走行距離当たりの正確な統計で是非、論じて欲しいと思う。
でも、悪口を言うだけが目的の2チャンネルには出入りしない方がいいでしょうね。私も彼らの野蛮な言動には住む世界が違うと思い、説得する気にはなりませんでした。
トラさんのブログ「長距離運転手の叫びと嘆き」
http://www.geocities.jp/boketora_1119/ 
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