クリスマスプレゼント? 嬉しいこと二つ
嬉しいこととは読解力のことで、今の私にとっては何よりも嬉しいことなのである。その嬉しいことのひとつはブログのことであり、もうひとつは小説のことだ。
1つ目は、先日アップされたトラックマガジン「フルロード」の私の最初のブログに、キャップのリードが寄せられていた。それを読んで、つい涙腺が緩みそうになった。
私のブログは、最初の頃こそ読ませるためのブログだったが、途中から自分の書きたいものを書くようにしていた。読み手を意識すると、書く内容が限られてきて、そのうち行き詰まると思っていたし、入室者数やコメントを気にした媚を売るものに抵抗感を感じたからだ。つまり、私は本音の部分をさらけ出して書いていた。キャップの、私に対しての印象に「昔気質の、不器用な生き方」というくだりを読んだ時、きちんと読んでくれているんだなと、本当に嬉しかった。
何も、昔気質とか不器用な生き方と言うのが嬉しかったわけではない。いくら自分自身もそれを感じているからと言って、こうもはっきりと指摘されては、気持ちは複雑なのである。
しかし、それよりもきちんと読んでくれて、正確に分析していることに対しては、読解力のある方が読んでいてくれたことが分ったことに、何か大きなプレゼントをいただいた気がした。
最近、言葉の揚げ足取りや、文章の表面だけしか読めないで批判するようなバカな人間ばかりを相手にしてきたので、なおのこと、本物に出会った気がしている。
ブログとは全くの正反対に、小説の方は完全に読者を意識して書いている。書きたいものより、売れるもの(読者が望んでいるもの)作家を目指すものだけでなく、すでにデビューを果たしている作家もこれは鉄則なのである。もちろん、編集者もそれを望んでいるし、出版社も本が売れなければ会社が成り立たない。
昨日パソコンの師である甲斐先生に読んでいただいていた、書きかけの小説の感想が届いていた。実は、先生からは今まで書いた全ての感想を貰っているが、今回のは明らかに違っていたのだ。
ストーリーの展開の面白さを、これでもかというほどの褒め言葉でいただけた。それは、私が一番得意としている部分であったのだが、自分の技量不足のためそれが出せなかった。もちろん、私自身、欠点の修正より、長所を伸ばすことに重点を置いたこともある。しかし、私のブログに何度も登場している「ちくわさん」の具体的なアドバイスが何と言っても大きい。
私は、仕事では晩年人を得なかったが、書くことに関しては知遇を得、それが糧になっている。そして、そして何よりも、先生からの読後感を読んだとき、「俺は絶対に書くことで頑張れる」。自分でそれを強く意識した。
前回までの作品を読んでいただいた方に「面白くない」でもいいから感想を……。ほとんどの方が何も言ってくれなかった。が、二、三名の勇気ある方の「面白くなかった」に対して、何とも感謝してもしきれない気持ちである。今回の作品は、先生で四人目で、全ての方が「面白い、続きを読みたい」と言っていただいている。そして、一番難関の先生が……。
はい、私は脱皮した気分です。
何れにせよ、読解力のある方にきちんと読んでいただくのは、その批評がどうであれ嬉しいものだ。
その日はクリスマスだった。チョイと大袈裟だけど、ベツレヘムの馬小屋で、主イエス・キリストが生まれたこの日、もう一人の可能性のある自分の誕生なんて……。
ナハハ……そうなれば良いなぁ♪~(^。^) hallelujah♪
トラさんのブログ「長距離運転手の叫びと嘆き」
http://www.geocities.jp/boketora_1119/
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