岡雅夫の「働くクルマ」のショートエッセイ 第40回

岡雅夫の「働くクルマ」のショートエッセイ 第40回
フランクフルトショーを視察してきました その⑤
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2号館のベンツグループは、メインのメルセデスベンツがイベントホールを全て使う。ショーの期間中、アリーナの座席を全て取り払い、フラットな3層(3階建)の床を作り、3階までは自前のエスカレータを設置するという力の入れようである。大きなステージでは毎日日替わりで新型車が数台並べられる。
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ベンツブース
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スマートパトカー
このショーでは商用車の展示は無いが、ベンツのみ総合メーカーとして大型商用車の展示ブースを設けている。そこにカットモデルを含む4台のアクトロスを展示しているのだが、自由に乗りこめるため、多くの来場者がその高いアイポイントを楽しんでいた。私もカットモデルのドライバーシートに座ってみたが、シフトがハンドルコラム右のレバーに組み込まれており、上に回せばR(リバース)、下に回せばD(ドライブ)レンジに入ることがわかり、今までにない配置に驚いた。最初はどこにシフトレバーがあるのか探してしまった。
アドブルーのタンクも大きく、軽油タンクと一体化されて給油口だけ間違えないような表示がされている。独立した開放的なドライバーシートは、日本の大型トラックとキャビンづくりの思想が違うことをまざまざと感じさせる。
(社団法人日本自動車工業会モーターショー室長)
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アクトロス

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