<大型車の運転>
個人的な趣味の話だが、以前は2階建てバスと高速トラクタヘッドを自分で所有してドライブに行きたいという夢があった。残念ながら住環境と経済状況の問題で未だその夢は達成できていないが、世の中には実現している人もいるので<
そのまま夢に終わらせたくはない。
日本の道は狭いと言うが、所詮物理的に曲がれない道はどんなに頑張っても曲がれないので、普通の道はほとんど問題なく走れるものである。クルマは大きければ大きいほど運転はしやすく、周りもよく見える。思いっきり道を使い切る感覚は乗用車にはない醍醐味である。特に大型バスの運転感覚は自分が前に跳び出ていく、いわば3D感覚ともいえるもので、これを仕事ではなく楽しめることは最高の贅沢と言えよう。
とはいえ、本来大型トラックやバスは素人が運転するものではなく、しっかりと扱い方をマスターしたプロが運転しないと思わぬ事故につながる。タイヤ1本でも手では持てないほど重いし、目の前でバーストしたら風圧で死亡することもある。一度路線バスのタイヤが運行中バーストした時に乗り合わせたが、爆弾でも落ちたのではないかと思うほどの衝撃であった。クルマは法律で始業点検が義務付けられているが、最近は定期点検さえ受けない例が多い。大型車はきちんと整備し、大事に運転しないと、自分だけではなく他人にも危害を与えてしまう。(社団法人日本自動車工業会モーターショー室長)