■東京R&Dが開発した燃料電池バス
燃料電池小型トラック、電気バス、電気トラックなどの開発を手掛けてきた東京R&D(アールアンドデー)は日野自動車の小型バスを改造ベースにした燃料電池小型バスを出展した。
今回の燃料電池小型バスは新潟県からの委託事業で開発をスタート。新潟市を運行するコミュニティバスとして新潟交通に納車され、もうまもなく本運行も始まる予定だ。
同車は日野ポンチョ・ロング1ドアがベースで、一列分の座席を犠牲(乗車定員26名)にし、車両後部に公称使用圧力70MPaの圧縮水素タンク3本、最高出力45kWのFCスタック、容量35kWhの駆動用バッテリーなどが搭載されている。
水素タンクの総容量は153リッターで、フル充填の航続距離は110kmほどになるようだ。
また駆動用モーターは、最高出力200kW/最大トルク1200Nmのものをリアアクスルの後方に搭載する。トランスミッションなどの減速機は介さず後輪を駆動させるダイレクトドライブ方式だが、平野部に位置する新潟市での運用ではモーター直結でも問題ないという。
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