全身に仕事道具を満載した超特殊平ボディ
重量物運搬車の象徴というべきキャブバックのクレーンはタダノ製で、最大吊り上げ荷重4.9tの重量物用。使用時に展開するリアアウトリガーは、あえて格納時の向きが通常と逆方向になるよう搭載される。これにより格納時に間違えてアウトリガー展開ボタンを押しても、後ろの工具箱にぶつかることはない。
キャブバッククレーンを取り囲むように配置される鳥居は前後分割式で、前側(キャブバック側)はショルダー部に大型収納ボックスを搭載。中には積載物を固縛する際に、ロープなどで傷が付くのを防ぐための毛布などを収納するという。
いっぽう、後ろ側(荷台側)の鳥居は珍しい脱着式で、不使用時はクレーンで持ち上げて降ろすことも可能。背面と両側面に複数の収納スペースを備え、側面の収納スペースは大切な仕事道具を錆から守るこだわりの設計となっている。
このほか右側ホイールベース間に、錆防止のため二重底を採用する本所自動車工業オリジナルの収納ボックスを搭載。左右リアオーバーハング部にも小型の収納ボックスを搭載。細部まで徹底的な作り込みとなっている。
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