2号車が今大会初のSSトップ10入りで気を吐く
1月6日 ステージ5
トゥピザ(ボリビア)~オルロ(ボリビア)
リエゾン54㎞ SS219㎞ リエゾン約320㎞ 合計約593㎞
6日の行程はボリビアのトゥピザ~オルロ。ウユニ近郊の山間地で219㎞の競技が行なわれた。当初はウユニの町の周辺をニュートラルゾーンとして前後半に分けたトータル438kmのSSが設定されていたが、路面が数日前からの雨の影響を受けていることから、主催者は後半部分をキャンセル。競技車は移動区間でオルロのビバークへ向かうことになった。
2 号車 菅原照仁/杉浦博之組
前半部分は4000m級の山登りのあと、畑や砂の畝を越える区間も。全体に雨の影響で湿っており、滑りやすいところも多かった。このSSで日野チームスガワラの2号車菅原照仁/杉浦博之組は引き続き粛々とアタック。ナビゲーションの難しい箇所もミスなく消化して、今大会初のトップ10入りとなる総合9位でフィニッシュした。また、1号車菅原義正/高橋貢組も堅実な走りで総合38位でSSをゴール。本稿締め切りの午後9時半時点では未着だが、移動区間をビバークに向かっている。
この結果により6日までの累積順位で2号車は総合12位(暫定)に躍進し、1号車も総合32位で排気量10リットル未満クラスのワン・ツー体制を維持した。
オルロのビバーク地は標高3500mの台地にある。夕方からは強い雨が降り続いて地面は泥濘化。あちこちに動けなくなった車両がもがいている。冷え込みも厳しく、整備を行なうメカニックたちにとっては過酷な状況となった。
なお、この雨の影響により主催者は前半戦の最終日となる明7日のステージを短縮することを発表した。スタート時間を2時間遅らせたうえ、21.35㎞地点をスタートに。CP4をゴールとし、その後は舗装路をリエゾンでラパスへ向かう。
菅原照仁/雨の影響で滑りやすくリスクもあるSSでした。クルマが良くなったことと同時に今大会はナビゲーションが難しくなっており、その面も併せて我々の好成績につながっていると思います。
杉浦博之/正しくロードブック通りに行かないとチェック出来ないウェイポイントが全部取れて良かった。車両は全く問題ありません。
1号車 菅原義正/高橋貢組
メカニックと打ち合わせる菅原照仁
ビバークに到着した2号車
以下、昨日のメカニックの様子が現地より届いたので掲載する。
高橋貢ナビゲーターと点検項目を打ち合わせるメカニックたち
記録簿をチェックする吾妻広之
1号車の足回りをチェックする中村浩司
燃料残量を検尺で確認する井上順也
燃料補給に向かう1号車担当の國本賢治
トゥピザのビバークで整備を受ける日野レンジャー
ルートマップ
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