MANが中型バッテリーEVトラックを発表! これで総重量12~50トンまでフルレンジの電動化を完了

幅広い用途に対応する

MANが中型バッテリーEVトラックを発表! これで総重量12~50トンまでフルレンジの電動化を完了
ディーゼル車でいうエンジンルーム(キャブ下)に配置される電気駆動系の中心コンポーネントは、インバータやバッテリーの熱制御用ポンプなど

 MANの他のBEVトラックと同様、eTGMも大型トラックモデルで標準化されたモジュール式BEVシステムをベースとしている。セントラルドライブ方式、バッテリー、高電圧(駆動用電気)アーキテクチャ、熱管理システムなどは大型BEVトラックの開発に起源を持ち、中型モデルにも適用された。

 電動ドライブとして搭載する「eCD210」は出力210kW(285hp)と最大トルク800Nmを発揮し、「TipMatic2」トランスミッションと組み合わせる。とりわけストップ&ゴーが多いクラスであり、電動モーターを通じて制動力を電力に戻すエネルギー回生の効率を高めた。

 バッテリーシステムはモジュール式で提供され、2~4個のバッテリーパックを利用可能だ。最大で320kWh容量となり、用途に合わせた選択をすることで不要なコストと重量を削減できる。車両の構成にもよるが、最大で480kmの航続距離により要求の多い配送や中距離の輸送も可能とする。

 また、これはMAN車の特徴でもあるが、開発の初期段階から架装メーカーが体系的に関与している。トラックにおいてシャシーとボディの互換性は開発に不可欠な要素であり、架装フレンドリーなインターフェース、最適化されたホイールベース、メカニカルシャフトによるmPTO(パワーテイクオフ)などを備え、BEVトラックとはいえ一般的な用途であれば複雑な調整をすることなく量産品を使うことができるという。

 典型的な用途としては食品、スーパーマーケットの配送、消防車やゴミ収集車など公共セクターの車両、建設・廃棄物関係の特装車、地場の集配送などを想定している。

 MANは適切な製品を適切なタイミングで提供することで運送業の変革を積極的に推進するという方針で、高効率のD30型エンジンにより長距離輸送向けに従来型のディーゼル車も強化した。都市部の中型トラックが求められる中でのeTGMの発表も、こうした方針を反映したものとなる。

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