競争相手のアーチオンがスカニアを支援
スカニアジャパンといえば、トヨタとダイムラートラックが均等出資して4月に発足したアーチオン(日野自動車と三菱ふそうトラック・バスの経営統合会社)との関係でも、注目されるところだ。
アーチオンは、国内トラック・バス市場で半数あるいは過半数のシェアを有するため、独占禁止法への抵触を回避する施策の実行が設立の条件とされ、その一環として、競争相手であるスカニアの日本事業をサポートすることになった。
現時点で予定している協業として、スカニアが独自に構築してきたロードサービスネットワークに加え、日野・三菱ふそうがそれぞれ展開しているロードサービスネットワークも利用可能となることが明らかになった。これにより緊急時のサポート体制が大幅に拡充する。
また、スカニア正規ディーラーの事業投資や、トラックユーザーがスカニア車を購入する際のファイナンス取り扱いで、日野系の商用車向け販売金融会社(MOBILOTS)が支援を行なうことになった。
さらに、スカニア車の販売・サービス拠点が存在しないエリアにおいては、日野また三菱ふそうの販売・サービス拠点でのスカニア車の取り扱いを検討していく。ただし、あくまでスカニアジャパンが要請するエリアに限定した取り組みとし、アーチオン傘下2社が全面的なスカニア車販売へ参入するわけではない。
なお、スカニアジャパンが予定している大阪の直営販売・サービス拠点の移転(2027年予定)では、サービス工場の敷地をアーチオン傘下2社いずれかの販社と共用する計画になっているが、サービス工場自体はそれぞれ完全に別になるという。
さらにスカニア製シャシーおよびエンジンを用いた大型観光バスの開発(日野が担当)と生産(ジェイバスが担当)については、2030年頃の市場投入に向けて検討していくとのことだった。

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