創業以来3つめの大きな節目

1999年、トヨタグループのCOE小型トラックのフルモデルチェンジでは、初めてトヨタと日野が共同開発を行ない、U300/U400系の日野「デュトロ」、トヨタ「ダイナ/トヨエース」、ダイハツ「デルタ」が誕生した。その生産を担当することになったのが羽村工場である。
羽村工場にとって、32年ぶりの日野ブランド車生産になったわけだが、これはトヨタグループの小型トラック中核拠点という新たな役割を得たという意味で、2つめの節目だったと考えられる。
その後、2011年に2トン積COE小型トラックの企画・開発・生産のすべてが日野の担当となり、(いすゞ、三菱ふそうと同じく)小型・中型・大型の各トラックを自社で開発・生産するメーカーとなった。2021年には、生産のみ受託していた1~1.5トン積モデルの企画・開発もトヨタから移管された。
トヨタ受託生産車も、ピックアップはタイなどのトヨタ海外拠点が生産の中心となり、セパレートフレーム式シャシーSUVは「FJクルーザー」や「ランドクルーザー250」といった高付加価値モデルへ移行、現在に至っている。
現在トヨタにおける国内のセパレート式シャシーSUV生産拠点は、同社・田原工場とトヨタ車体・吉原工場、そして羽村工場の3拠点だが、トヨタは将来、これらを羽村に集約する方針とみられる。
今後、羽村工場がどのように変わっていくかはトヨタしだいとなるが、66年の日野のトヨタグループ入り、99年の小型トラック中核拠点化に続く、3つめの大きな節目となることは確かだろう。
【画像ギャラリー】生産車でたどる日野・羽村工場の歴史(10枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方