新型もUDのダイナミック顔に! 中型トラック「コンドル」がフルモデルチェンジ

全車がJH25モード基準値を達成

4HK1-TCエンジン。5.2リッター直列4気筒SOHC16バルブの軽量・コンパクトなディーゼルエンジンで、190PS/210PS仕様はVGS(可変ジオメトリ)ターボ、240PSは2ステージターボ過給システムである
4HK1-TCエンジン。5.2リッター直列4気筒SOHC16バルブの軽量・コンパクトなディーゼルエンジンで、190PS/210PS仕様はVGS(可変ジオメトリ)ターボ、240PSは2ステージターボ過給システムである

 エンジンは、先代コンドルMK/LK/PK系が搭載していた4HK1-TC型・排気量5.2リッター直列4気筒ディーゼルを継続して採用。出力・トルクも同じく3仕様で、4HK1-TCCが190PS/2600rpm・52kgm(515Nm)/1600~2500rpm、4HK1-TCSが210PS/2400rpm・72kgm(706Nm)/1400~1600rpm、4HK1-TCHが240PS/2400rpm・78kgm(765Nm)/1600rpm。排ガス後処理は尿素SCRとDPD(ディーゼルパティキュレートディフューザー、DPF)である。

 トランスミッションも同様で、6速マニュアルと6速電子制御機械式自動変速機を搭載する。後者は「スムーサーFx」と呼ばれているものだが、新型ではコンドルもこの名称を用いることになった。

 フロント形状一新による空気抵抗の減少とあいまって、2025年度重量車燃費基準(JH25)では、MK/LK/PKの全車型が基準値を達成している。

新たなADAS機能を設定

新型コンドルのADAS装備表。パッケージ展開はフォワードと同一。なお、BRRはコンドルMK、BSRは同LK、BTRは同PKの型式である
新型コンドルのADAS装備表。パッケージ展開はフォワードと同一。なお、BRRはコンドルMK、BSRは同LK、BTRは同PKの型式である

 新型コンドルでは、大幅にADASの設定を拡充している。

 先代最終型となる2021年モデルに対し、新型コンドルでは、1.ブラインドスポットモニター(BSM、車両直前警報/側方衝突警報/交差点警報)、2.ドライバーステータスモニター(DSM)、3.標識認識機能、4.標識認識連動型スピードリミッター、5.可変配光型LEDヘッドランプ(ADB)、6.全車速車間クルーズ(FACC)、7.ドライバー異常時対応システム(EDSS・単純停止)、8.電動パーキングブレーキ(EPB)、9.レーンキープアシスト(LKA)、10.BSM・車線変更警報、11.EDSS・車線内停止などのADAS機能が新たに設定された。

 これらのうち、1のBSMは全車標準装備で、2~5は「スタンダードパック」、6~8はアドバンスパック(スムーサーFx車のみ)、9~11はプレミアムパック(同)とし、パッケージオプションの形で設定する。

 なお、EPBについては、単品のメーカーオプションとしても選択可能。このほか、オートワイパー、タイヤ空気圧モニタリングシステムなどもオプション設定している。

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