UDトラックスは1月24日、中型トラック「コンドル」をフルモデルチェンジして発売した。キャブ内外デザインを一新するとともに、先進ドライバー支援システム(ADAS)をはじめとする仕様・装備を大幅に充実、同社が推進する「ドライバーファースト」の思想を進化させている。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/UDトラックス
ダイナミックなUD顔を踏襲
コンドルは、車両総重量(GVW)7.5~20トンまでをカバーする中型/中型増トントラックで、先代モデル(2017年7月発売)から、いすゞフォワードのUDブランド車となっている。
新型コンドルは、ベース車の一新に伴いフルモデルチェンジしたもので、今回はGVW7.5~8トン系のコンドルMK、GVW11トン系の同LK、GVW14.5トン系の同PKの3車型を発売した。
エクステリアは、フロントパネル形状およびフロントフェイスを一新したほか、フェンダー形状も改められた。フロントデザインは、UDのブランドアイデンティティを象徴するエンブレムと、コンドル独自の輪郭と太い横桟をもった専用フロントグリルの採用によって、「クオン」「カゼット」と共通のダイナミックなイメージへまとめられている。
併せて、LEDヘッドランプおよびオートライト機能を標準装備したほか、キャブ乗降用ステップにカバーを装着するなど、外装品の仕様も向上している。
内装一新でドライビングポジションも拡大
インストルメントパネルを中心に、インテリアを一新した。メーターパネル中央に7インチカラーLCDを採用、ADASや車両コンディションの情報をより見やすく表示した。また、インパネ中央部にもタッチ操作式7インチセンターディスプレイを標準装備(一部を除く)し、バックカメラの映像表示や、オーディオ、SmartDriveLinkアプリの操作が可能となっている。
新型では、ステアリングホイールの小径化、ABCペダルの配置最適化とともに、ステアリングポストのチルト角・テレスコ幅およびシートスライド量をそれぞれ拡大することで、より様々な体格の人が最適なドライビングポジションを得られるようになっている。
運転席シートも低反発クッションの採用やアームレスト、シートヒーターをオプション設定し、さらにメーカーオプションで高機能ベルトインシートの選択が可能となっている。また、助手席の前方格納時におけるベッドとの段差を解消、フルフラットで利用可能となっている。
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