トラックボットの特徴
トラックボットは、Mujin独自の高度なソフトウェア技術とハードウェア設計技術を駆使することで実現した製品で、その核となる3つのポイントは、以下のとおりだ。
●3Dビジョンによる高精度認識
コンテナからの荷下ろしでは、側面からケースを正確に認識する必要がある。長年のケースハンドリング自動化の経験を通して、3Dビジョン性能を進化させることで、難易度の高い環境における高精度認識を実現した。
●可動コンベヤとハンドの設計
Mujinは倉庫・工場内で多くの自動化プロジェクトを担ってきたことで、ソフトウェア技術だけでなく高いハードウェア設計技術も備えている。今回、専用の可動・可伸縮コンベヤと、コンベヤと連携する特殊ハンドを開発したことで、トラックボットのシステムが可能となった。
●ロボット知能化ソフトウェアによる動作最適化
システム全体の制御を司るMujinコントローラには、独自の「ロボット知能化ソフトウェア」が搭載されており、高精度3Dビジョンで認識した情報を基に、リアルタイムに最適な経路・動作を計算し、コンベヤやハンドを動かす。これにより、無駄のない動きと、最高1000ケース/時という高い生産性を実現している。
Mujinはこれまで、知能ロボットとAGV(無人搬送車)を組み合わせることで、パレットからのケース荷下ろし、ケース品・ピース品のピッキング、パレット・かご車・カートラックへのケース積み付けなど、様々な自動化ソリューションを提供してきた。
新たにデバンニングを自動化するトラックボットが加わったことで、倉庫内のあらゆる工程の自動化ソリューションが可能となり、需要が高まっている倉庫の自動化に対して、より幅広い提案が可能となった。
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