■アメリカのゴミ収集装置メーカーとシャシーメーカー
ゴミ収集装置メーカーは100年以上の歴史を誇るヘイルをはじめ、オシコシ・グループ傘下のマクネイラス、ナビスター傘下のE-Zパック、ウェイン、ラーブリー、ロードマスター、ニューウェイなど10社も存在する。
架装ベース車は、クラス8の大型車では、視点が低くて乗降のしやすいローキャブ車が設定されており、ピータービルトやマックのトラックメーカーのほか、オートカーやクレーンキャリア・カンパニーといった特装シャシー専業メーカーもある。
中型はクラス7、小型はクラス5〜6のトラックシャシーがベースとなっている。
アメリカントラックというとコンベンショナルトラック(ボンネットのあるトラック)のイメージが強いが、取り回しの良さ、あるいはフロントローダーなどでは架装性などの点からキャブオーバー型が多いのも特徴だ。
そんなアメリカのゴミ収集車も、時代の流れには逆らえず、マックLRエレクトリック・サイドローダーなど最近では電動車両も登場している。さすがにクラス8でのBEVはキツいと思うが、無骨でカッコよく、なおかつスマートなゴミ収集車もぜひ見てみたいと思う。