いすゞ、「ギガ」および「フォワード」を改良

いすゞ、「ギガ」および「フォワード」を改良
平成28年排出ガス規制と燃費基準への対応、安全性能の向上
 
いすゞ自動車は、大型トラック「ギガ」および中型トラック「フォワード」を改良し、本日より全国一斉に発売した。今回の改良により、「ギガ」「フォワード」はともに本年9月より適用される平成28年排出ガス規制に適合し、さらに先進安全装置の性能向上を果した。また、「ギガ」は「スム―サーGx」搭載車型における道路勾配に応じたギヤ制御機能の追加、「フォワード」はクラス初の燃費基準+10%を達成し、さらにカーゴ系主要車型に安全装置を標準化するなど、それぞれの商品力に一層磨きをかけた。
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その特徴は以下の通り。
【大型トラック「ギガ」、中型トラック「フォワード」共通】
・最新の排出ガス規制への対応=エンジンの改良と排出ガス後処理装置の性能向上により、長所である優れた燃費性能はそのままに、平成28年排出ガス規制に適合した。
・常に先を行く安全性能=プリクラッシュブレーキのミリ波レーダーおよびカメラのターゲットロックオン性能を向上させ、減速効果を高めた。これにより、本年11月より適用される最新の安全法規に対応した。
【大型トラック「ギガ」】
・地図情報を活用したギヤ制御機能「Smartグライド+g」の新規投入=自動式変速トランスミッション「スム―サーGx」搭載車について、地図情報を活用したオートクルーズ機能を新たに追加した。地図情報とGPSにより先行道路の勾配を予測し、適切なギヤ段を自動選択。燃料を節約し、より高いレベルの省燃費クルーズを可能にする。
・車型展開の拡大=GVW20tクラスの6×4ミキサに、6NX1エンジン搭載車を新たにラインアップした。軽量な6NX1エンジンを搭載することで、最大混合容量4.4m3を実現した。また、発進駆動力にすぐれた9速ワイドレンジトランスミッションを採用している。
・ヘッドランプ・室内灯のLED化=全車でヘッドランプと室内灯をLED化し、長寿命化と省電力化、そして視認性の向上を実現した。メーター照明も常時点灯化とし、視認性向上と安全運転に貢献する。
・Gカーゴでは、LEDリヤコンビランプも標準装備=大型カーゴ完成車シリーズ「ギガ Gカーゴ」では、上記に加え、LEDリヤコンビランプも標準装備した。従来のバルブ式に比べて発光面積が大きく、瞬時に点灯し、後続車への迅速な意思伝達を実現。追突事故抑制に貢献する。
【中型トラック「フォワード」】
・優れた燃費性能がさらに進化=4HK1系エンジンのターボシステム、燃料噴射、冷却に至るまで広範囲な見直しを実施し、燃費性能を大幅に高めた。これにより、ecostop(エコストップ)付きGVW8t~14.5tの4×2全車が中型クラスでは初となる燃費基準+10%を達成した。
・先進安全装置のさらなる拡充=プリクラッシュブレーキ、ミリ波車間ウォーニング、 車線逸脱警報(LDWS)、電子式車両姿勢制御システム(IESC)を全車に展開を拡大。さらにGVW8t・11tのカーゴ系主力車型についてはプリクラッシュブレーキをはじめとする先進安全装備を全て 標準化、GVW14.5t以上には電子式車両姿勢制御システム(IESC)を標準化した。
・車型展開の拡大=本年3月より新設された準中型免許に対応するGVW7.5t車を、新たに展開した。若手ドライバーの確保に貢献する。
国内の年販目標は、ギガシリーズが1万台、フォワードシリーズが1万8000台。

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