松阪自動車工業が製作した大型平ボディ。ユーザーの誠栄商事は大型プレス機をはじめとする工作機械の運搬据付に強みを持つ
ベース車両は日野プロフィアFW系で車両寸法は全長11990mm×全幅2490mm×全高3290mmだ
荷台の仕様はSEIEIグループ専用設計。荷台寸法は内法長9350mm×内法幅2380mmで床面地上高は1020mm。最大積載量は13800kg(計算値)
荷台を支える根太構造は縦根太、横根太とも角パイプ材。サビ対策のため亜鉛メッキ加工された素材を使い、そのうえでなるべく高さを抑えた設計としている
床は「100年腐らない木」と呼ばれるウリン材を採油。表面には強靭な塗膜を形成する和信化学工業製コーディング剤を施している
4軸低床シャシーは荷台が低くてバッテリーを取り出しにくいため、床にドアを設けて液の補充などがしやすくしている
鳥居は鉄製アングル材の骨組みに背面3パネル、側面2パネルの収納を持たせた仕様。収納は上下3段に分かれており、レバーブロックやワイヤーなどを分別して収納可能
側面収納は背面収納とつながった構造。荷台に積み荷があり背面パネルが開けない状態でも、側面から中身を取り出すことが可能だ
鳥居上部とキャブルーフにも収納を装備
鳥居上部の収納は背面側が開く構造となっており、中身が取り出しやすい
アルミブロック製アオリは7方開。荷台幅をたっぷり確保するためアオリ丁番は外出し式だ
アオリに備わるワイヤー穴はアオリを閉じた状態でも積み荷を固縛可能。荷台の角でワイヤーがこすれて損傷するのを防ぐため、荷台の角の部分にステンレス製の丸棒を溶接している
右ホイールベース間の道具箱はアルミ縞板製。写真だと見えないが、道具箱の上に車幅灯が装備されており、夜間でも道具箱の中身が見やすくなっている
リアオーバーハングの道具箱もアルミ縞板製
サイドバンパーはステンレス製角パイプを加工したもの。夜間の視認性、被視認性を高めるため下向きにLEDラインライトを配する
荷台前後のコンセントは幅出し輸送時の制限灯用