東ホールの屋外展示スペースに展示されている山田車体工業の「フルリフトFLAP温度管理仕様」。屋外展示スペースにはその他の架装メーカーのトラック/トレーラもたくさん展示されているのでぜひ足を運んでいただきたい!!
荷台のねじれ剛性を高めるサブフレームは、内法高を稼ぐため縦根太に横根太を貫通させる処理を実施。これにより床面を低くして内法高2670mmを実現している
展示車両は後部格納式テールゲートリフターを搭載。デパーチャアングルを稼ぐためフレームをカットしてユニットの搭載位置を上げる処理を行なっている。フレームカットはいすゞ車体が実施
ウイングやアオリのサンドイッチパネル外板には、傷つきにくく軽量な最新のカーボンFRPパネルを採用。内板は強化プラスチック製という
フルリフトFLAPは前後の門構部に油圧昇降式のリフト装置を搭載。これによりウイングドアを最大700mmまでリフトさせることができ、背の高い積み荷の積み降ろしがしやすい
精密機器を運ぶため荷台はステンレスを多用した「クリーンルーム仕様」を採用。ステンレス製の床には多数のフック、アオリ内側や前壁には多数のラッシングレールが備わる
精密機器は衝撃に弱く、温度変化にも弱い。輸送中に急激な温度変化が起こると内部が結露して故障してしまうので、展示車両は庫内の温度を一定に保つ加温装置を搭載。装置はトラック用冷凍機で有名な菱重コールドチェーン製だ
前壁部に加温装置の吹き出し口が見える
後部格納式テールゲートリフターはリフト能力に定評のあるZEPRO製を採用。リフト能力は2.5トンだ