トラックドライバーに福音!? 26年モデル「ボルボFH」が標準装備する電子サイドミラー『CMS』の新たなる機能

トラックドライバーに福音!? 26年モデル「ボルボFH」が標準装備する電子サイドミラー『CMS』の新たなる機能

CMSならではの機能

運転席側のCMSディスプレイ。オーバーレイでトラクタ後端を示す黄色のガイド線が表示できる。ガイド線の位置は事前の設定が必要だが、線の長さや有無も選べる。機能操作やディスプレイの輝度調整などは下部のスイッチで行なう
運転席側のCMSディスプレイ。オーバーレイでトラクタ後端を示す黄色のガイド線が表示できる。ガイド線の位置は事前の設定が必要だが、線の長さや有無も選べる。機能操作やディスプレイの輝度調整などは下部のスイッチで行なう
キャブ内のカーテンを全閉しても車外の様子を表示できるのはCMSならでは。夜間や暗所でも赤外線暗視機能で確認できる。なおカーテンにはディスプレイを通す穴が設けられている
キャブ内のカーテンを全閉しても車外の様子を表示できるのはCMSならでは。夜間や暗所でも赤外線暗視機能で確認できる。なおカーテンにはディスプレイを通す穴が設けられている

 CMSの補正機能には、陽光が直接当たっても間接視界が損なわれない防眩機能や、照明のない暗所での暗視機能(赤外線を利用)も含まれる。これは走行中や構内での取り回しなどで有用な機能で、暗視機能は夜間休憩時の周辺監視時にも役立つだろう。

 また、後方確認時の目安として、車両後端位置を示すガイド線をオーバーレイ表示することもできる(事前設定が必要)。

 そして注目すべきは自動パンニング機能だ。トレーラ連結車は旋回すると、折れたトレーラによって、旋回方向側(内輪側)の物理ミラーの間接視界が完全に塞がれるという連結車特有の現象が起きる。ところがCMSでは、旋回時にトレーラ後端まで収めた画角モードへ自動で切り替えるため、トレーラ全体と周囲の状況を見ることができるのだ(旋回から直進に戻ると、表示も通常状態に戻る)。

 この自動パンニング機能は、連結車形態に応じて5種のプリセット(パンニングレベル)があり、ドライバー側CMSディスプレイのファンクション機能で操作できる。

 連結車形態としてはセミトレーラが主流の日本では、パンニングレベル『2』が相当し、センターアクスル式トレーラのフルトレーラ連結車なら同『1』、ドリー式フルトレーラ連結車なら同『3』で、連結全長25mのダブル連結トラックも『3』でカバーする。
 
 ちなみに同『4』『5』は、トレーラ2台を連結するダブルス用で、『4』はセミトラクタ牽引型、『5』はトラック(フルトラクタ)牽引型となっている。連結全長が25~30mあるいは30m超というようなクラスで、長大なトレーラの運行が認められている北欧のクルマらしいモードである。

ボルボが供給しているドライバー向けアプリに掲載されている取扱説明書より、CMSパンニング機能の一部を転載。これも運転席側ディスプレイ下部のスイッチで調節できる
ボルボが供給しているドライバー向けアプリに掲載されている取扱説明書より、CMSパンニング機能の一部を転載。これも運転席側ディスプレイ下部のスイッチで調節できる

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