風格ある巨大フロントグリル! いすゞオーストラリアが大型トラック「FXY」をフルモデルチェンジ!

風格ある巨大フロントグリル! いすゞオーストラリアが大型トラック「FXY」をフルモデルチェンジ!

フロントグリルはさらに巨大に!

新型いすゞFXY。キャビンのマウント位置が高く、巨大化したフロントグリルで風格が増した。日本と同じく可変配光型LEDヘッドランプを装備するが、豪州向けはN、F、FXいずれも4灯タイプになっている。サイドミラー類は欧州準拠
新型いすゞFXY。キャビンのマウント位置が高く、巨大化したフロントグリルで風格が増した。日本と同じく可変配光型LEDヘッドランプを装備するが、豪州向けはN、F、FXいずれも4灯タイプになっている。サイドミラー類は欧州準拠

 日本市場向けFVR/FVZのバンパーヘッドライトを備えたデザインは、大型トラックとしての車格感をみごとに表現しているが、新型FXYでは、さらに迫力がブーストしている印象だ。

 その理由は、キャビンのマウント位置が高くなり、フロントグリルも大きくなったためである。この手法は従来型でも用いられたが、新型ははるかにスタイリッシュで、いすゞオーストラリアのトップ・オブ・ザ・レンジにふさわしい風格だ。

 そのフロントグリルの奥にあるエンジンは、ギガと同型の9.8リッター直列6気筒ターボ・6UZ1-TCC型で、最高出力352PS・最大トルク1437Nmを発生する。これは従来型よりもプラス2PS・プラス15Nmのアップだ。排ガス対応レベルは、同国で24年11月から導入をスタートしたEuro-VI(6)適合となっている。

 日本のギガは12速AMTのスムーサーGxと7速MT、フォワードFVZは9速AMTのスムーサーFxと9速MTを設定しているが、新型FXYでは、6速トルクコンバータ付ステップAT・アリソン4430との組み合わせとなる。しかも従来型は9速MTも設定していたが、新型ではアリソンATに一本化したのもトピックだ。

日本市場向けフォワードで最大のFVZ。基本的なスタイリングは共通だが、FXYではさらにフロントパネル下部にエクステンションパネルを追加し、フロントグリルの面積を拡大するなど、構えが大きくなっている
日本市場向けフォワードで最大のFVZ。基本的なスタイリングは共通だが、FXYではさらにフロントパネル下部にエクステンションパネルを追加し、フロントグリルの面積を拡大するなど、構えが大きくなっている

次ページは : フロントグリルはさらに巨大に!

最新号

【特集】さらなる飛躍へ スカニアSUPER フルロードvol.57 本日(6/10)発売!!

【特集】さらなる飛躍へ スカニアSUPER フルロードvol.57 本日(6/10)発売!!

自動車雑誌ナンバーワンの「ベストカー」が自信をもってお送りする本格派のトラックマガジン!! 今号では…