渋滞・大雪そして寝坊! 彼らはいつも時間と戦っている!! トラックドライバーが語る延着にまつわるエピソード

■時間厳守の長距離ドライバー心得帳 体調管理にも気を使っています/ひろし

 「時間との戦い」長距離ドライバーの仕事は、この言葉に尽きると思います。荷主や積み荷によって時間に余裕がある場合もありますが、魚、青果、宅配便、雑貨便などは時間設定がキツめの代表格でしょう。

 僕の係わっている仕事で時間設定がキツいのは、バラ積みの宅配便や雑貨便になります。

 例えば、関東で積み込みをして九州で翌日に降ろす仕事だと、夕方から5時間近くバラ積み作業を続けて、積み荷が満載になり出発するのが23時前後になります。満載になる頃には体力的にもヘトヘト。それから九州に向けて走って行くわけです。

 時間のリミットは翌日の16時前後で、その時の運行内容にもよりますが、2カ所降ろしの場合もあり、荷降ろしの作業時間、移動時間も考えたら九州到着時間は昼イチ(13時)前後が理想的でしょう。

 90km/hリミッター装着が義務付けられ、4時間以上連続運転禁止(4時間以内に30分の休憩を取る)を考えると、ヘトヘトな体にはかなりキツい運行になります。

大型底床車をバラ積みで満載するだけでヘトヘト。それでも気を振り絞り、長い旅路を行く……

 しかし長距離ランナーとしての意地がありますので、天候(雪、台風、豪雨)や事故などで運悪く通行止め区間にハマってしまった場合を除き、意地でも時間までに到着はしますけどね。

 そのためには運行前(積み込み作業に入る前)の体調管理は必須になります。時間が無いながらもしっかり仮眠を取り、深夜の運行に備える。家に帰宅できる場合は風呂にでもユックリ浸かって疲れを取る。

 あとは気の持ちようです。絶対に延着しない! 必ず時間内に到着する! 長距離ドライバーとしての意地とプライドが一番大事だと思いますね。

 荷物を積み込み、走り、目的地に到着して積み荷を降ろす。ひとたび運行が始まってしまえば、途中で体調を壊そうが、雪に阻まれようが、すべての責任は運転手にあります。

 大変なことが多い仕事ですが、そのぶん各運行をやりきった時は、長距離ドライバーとして最高の瞬間ですね。

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