最新のトラックや輸送関連のハード・ソフトが一堂に会する日本最大の展示会「ジャパントラックショー2024」が、今年5月9日(木)から3日間、横浜みなとみらい地区の「パシフィコ横浜」で開催される。2月8日には、パシフィコ横浜ノースで「出展者説明会」が開かれ、開催概要が明らかにされた。
トラック業界・物流業界の最大の関心事「2024年問題」に対して、果してジャパントラックショー2024はどんな「最適解」を提起するのだろうか?
文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部
ジャパントラックショー2024の概要
「出展者説明会」で明らかにされた出展概要によると、ジャパントラックショー2024の出展者は2月8日現在、大型4社をはじめ国内外の155社/563小間で、これは前回の143社/520小間を大幅に上回り、過去最大の展示規模となる。
会場は「パシフィコ横浜」の展示ホールA~D、屋外ピロティ、屋内・屋外コンコースで、主催の一般社団法人国際物流総合研究所では来場者数5万5000人を見込んでいる。
開催テーマは「自然と調和する物流の未来」だ。このテーマについて主催者は次のように説明している。
「SDGsが採択されて10年を迎えようとする今、自動運転やゼロエミッションに向けた技術革新は目覚ましく、ドライバーや環境負荷への配慮が進むいっぽうで、2024年問題に端を発した労働力の確保や輸送効率化については、課題解決が遅れている。
物流・輸送業界を取り巻く環境が日々変化していく中、ジャパントラックショーでは、業界の向かうべき『未来』を体現するような、各メーカーの展示や講演プログラムを実施していく」。
主催者特別講演としては、2024年問題などさまざまな業界課題に対する多角的アプローチを、メーカーとユーザー双方の視点から提起。予定講演としては、「欧州物流から学ぶ未来の物流スタンダードとは」「自動運転で挑むサステナブルサプライチェーン」「業界の最旬経営者が語る、2024年問題を攻略するベストアンサー」「いま実践すべきドライバーの最前線戦略」など。
また、最終日の5月11日の土曜日はパブリックデイと称して、業界関係者だけでなく一般に広くアピールする企画を展開。一般の人や子供たちにトラックに対する理解を深めてもらうことを意図しており、特に未来を担う人材でもある子供たちには、トラックの運転席に座ってもらうなどトラックを身近に感じてもらうとともに、スタンプラリーなど親子で楽しめるイベントも多数企画している。
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