「フルロード」第31号、校了しました!
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コラム
雑誌づくりというのは、すべからく「ケツカッチン」でありまして、このケツカッチンというのは映画・放送の業界用語らしいのですが、転じて「動かせない最終期限」のこと。我が出版業界でケツカッチンといったら、校正がすべて済み、「あとは製版屋さん印刷屋さん、頼みますよ、任せましたよ」っていう「校了」ってヤツなんですね。我々制作の手を離れ、機械的な製作工程に移るわけで、この校了をもって今号の編集作業はすべて終了、めでたしメデタシ!となるわけです。
この校了の期限が守れないのは編集者としてとても恥ずかしいことだし、恥ずかしいばかりでなく多方面に迷惑を掛けることになります。特に書店売りの雑誌では絶対にやってはいけないことなんです。
雑誌づくりというのは、たぶん100以上の事柄が同時進行でスタートすると思うのですが、その100以上の事柄を1つ1つ「済み」の状態にして、我々がやらなければならないことが最終的にゼロになって初めて校了となるわけですね。ところが途中でいろいろな問題が起きるわけです。しかも時間があれば手当てのしようがあるのに、だいたいトラブルというのは時間的に切羽詰まった状態で起きるのが世の常でございまして、そりゃね、もういろいろあるわけですよ。
なんてことを言うと、「コレ、前ふりってヤツだな、なんかやらかしたな!」「まさか期限内に校了できなかったんじゃないだろうな!」「そういえば、発売日が1日延びて12月11日になったって聞いているぞ。絶対なんかやらかしたな!!」なんて思われる向きもあるかもしれませんが、いえいえ、大丈夫、「フルロード」第31号、予定通り無事校了でございます、パチパチパチ!
確かに最後の最後までいろいろあったのですが、早め早めに手を打って「ああなったらこうしよう」「こうなったらああしよう」と対処を考えていたので、今号も無事ゴールイン! 亀の甲より年の功、第31号ともなると、そりゃトラブルシューディングの知恵もいろいろついてるわけですよ、もちろん関係各方面のお力添えがあればこそですが……。
ちなみに「フルロード」第31号の発売日は、当初お伝えしていた12月10日ではなく、取次さんの都合で1日延びて12月11日(火)の発売になります。今号もズゴいですから、ぜひともご期待ください! なお、この週末は、「フルロード」第31号の絶賛発売を祈念して、鎌倉のお寺巡りに行ってきま~す!
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