チョットだけよ~! 最新「フルロード」第28号 今号も面白くてためになるぞ! そだね~ そだね~ 第13報

チョットだけよ~! 最新「フルロード」第28号 今号も面白くてためになるぞ! そだね~ そだね~ 第13報
今なぜNGVなのか!?  続々登場する欧州のLNG大型トラック
「フルロード」第28号の発売は、明日3月10日の土曜日。まさに発売目前ですから、ここからはピッチを上げて「チョットだけよ~!」をお届けしましょう。ちなみにここからの「チョットだけよ~!」は、すべての記事が同じ括りという趣向になっています。それはNGV=Natural Gas Vehicle(天然ガス自動車)という共通の括り。
「え~、天然ガス自動車って『環境にやさしい』とかを謳っているクルマでしょう。あんまり興味ないな~」
「CNGのトラックは佐川急便がたくさん使っているみたいだけど、それほど普及していないでしょ。そんなマイナーなトラックをなんで特集するの?」
ごもっともです。ごもっともですが、違うんですよ。現在NGVのトラックが世界的に再注目されているんです。ご存知のように、ヨーロッパ各国ではガソリン車やディーゼル車の「退場」が現実のものとなっており、それは乗用車のみならずトラックも例外ではなく、いずれ日本にも波及してくることは間違いないと思います。クルマは今や百年に一度の大変革の時を迎えており、どこが(あるいは何が)主導権を握るか、それを見極める必要があります。たとえば、世界のトラックのリーディングカンパニーであるダイムラー・トラックグループでは、それを見越してトラックの電動化にまい進しているわけですが、長距離を走る重量車のEV化が果たして妥当なのかどうか……。そこでディーゼルとEVの間隙を埋める「第三の選択肢」としてNGV、中でも航続距離などの性能面で優れるLNG(液化天然ガス)のトラックが俄然注目を集めているのです。
くどくどと説明が長くなりましたが、論より証拠。昨年10月3日にボルボがデュアルフューエル方式を採用した「ボルボFH/FM」のLNG仕様を発表。続いて10月27日には、NGVトラックの先駆者であるイヴェコがパワフルな13リッター級460PSの天然ガスエンジン「カーサ13」を搭載した「ストラリスNP460」を発表。これは日本市場に導入される「カーサ9」搭載の「ストラリスNP400」の上級モデルら当たります。さらに11月8日には、スカニアが13リッター級6気筒の 天然ガスエンジンを新開発。既設定の9.2リッター5気筒の天然ガスエンジンとともに設定を拡大しています。続々と発表されるヨーロッパの天然ガストラック。まずはその「第三の選択肢」に括目していただきましょう!
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