チョットだけよ~! 最新「フルロード」第22号・秋の大収穫祭だ! 第12報
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コラム
トラックの近未来技術を体験するZFのグローバルプレスイベントから
トラックのグローバルな最新技術のニュースは、このところドイツから発信されることが多いんですが、自動車部品メーカー大手のZFは6月29日、ドイツ中西部アーヘン市近郊にある自動車試験場で 同社の商用車向け最新技術を一堂に披露するプレスイベントを開催しました。これも9月にハノーバー(ドイツ)で行なわれる「IAA国際商用車ショー」のプレイベント的な様相が強く、出展内容を事前に公開する同社のイベントは恒例となっています。ちなみにフランクフルトで「IAA国際乗用車ショー」が開かれる奇数年にも同様に乗用車関連のイベントが催されています。今回はワブコとの共同開発による危険回避操舵支援機構をはじめ、2015年5月のTRWオートモーティブ社買収後初めて迎える「IAA商用車ショー」として両社のシナジー効果をアピールする多彩な最新自動制御技術が出展されました。このグローバルプレスイベントでは、最新技術を搭載したヨーロッパの最新鋭トラックに試乗できることも大きな魅力の一つなんですが、新電子制御安全支援装置「EMA」を搭載した「イノベーショントラック2016」は、オランダのDAFのフラッグシップ「XF」のスーパースペースキャブ仕様がベース車両。さらにもう1台の「イノベーショントラック2016」には高速走行支援機能「HDA」(ハイウェイ・ドライブ・アシスト)と自動駐車支援機能「SafeRange」(セーフ・レンジ)が搭載され、ベース車両はダフXF105のセミトラクタ(2014年に発表された先代イノベーショントラックを巻き替えたユーロV・EEV仕様)でした。さらにZFの新世代AМT「トラクソン」を搭載し、6月16日に発表されたばかりのイヴェコのフラッグシップ「ストラリスXP」や新興国中型車向けエーエムティー「エコ・トロニック・ミッド」を搭載した「カマズ65115ダンプ」などにも試乗でき、ヨーロピアントラックを満喫したプレスイベントでした。さあ、あなたも世界最先端のトラックの近未来技術とヨーロッパの最新鋭車両をご一緒に体験してみましょう!
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