チョットだけよ~! 最新「フルロード」第22号・秋の大収穫祭だ! 第10報
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コラム
電動化を加速するダイムラートラックを現地取材!
電気自動車、いわゆるEVは、乗用車ではそこそこ普及し始めていますが、電気トラックとなると、幾つかのトライアルはあるものの、まだまだ「前途遼遠」というのが一般的な見方だと思います。重い、高い、航続距離が短い、インフラが整っていない……などといったEVのデメリットは、商業車の分野ではよりシビアにカウントされ、現実的には「まだまだ使い物にならない」と判定されることがほとんどだからです。しかし、ここに来てヨーロッパの巨人がトラックの電動化に向けて動き出しました。ダイムラー・トラックグループは7月27日、 ドイツ・シュトゥットガルトの本社内で電動 大型トラック「メルセデス・ベンツ アーバンeトラック」を発表。欧州域内の各 都市中心部では集配用車両のゼロエミ ション化が進められています。「アーバンeトラック」はその対応を目的に開発されたもので、2020年代の発売を目指すとしています。今回はシャシーに仮のキャブを載せた状態でしたが、今月下旬にハノーバーで開催される「IAA 国際商用車ショー」には完成車として参考出品される予定です。トラックメーカーが本格的な大型EVトラックを手掛けるのは れが世界初。商用車のトップメーカーとし て先進技術部門でも業界をリードするダイムラーの自負が感じられる習作です。さらにシュトゥットガルトでフリートテスト中の三菱ふそうキャンターE-CELLにも現地試乗! 電動化を加速するヨーロッパの動向には要注目です。
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