チョットだけよ~! 最新「フルロード」第21号・夏本番だ! 第10報
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コラム
「プラトゥーニング」に軸足を多くダイムラーの自動運転車「HPC」を現地取材!
かつてオリバー・ストーン監督・脚本による「ブラトーン」というアカデミー賞作品賞を受賞した戦争映画がありましたが、「プラトーン」とは小隊のこと。このプラトーンから転じて隊列走行のことを「プラトゥーニング」と呼ぶんだそうです。ダイムラー・トラックグループは3月21日、自動運転による「プラトゥーニングが可能な機能を搭載するとともに、ドイツ国内での公道試験走行認可を取得した世界初の大型トラック「ハイウェイ・パイロット・コネクト」(HPC)を発表。運用が認められたドイツ西部デュッセルドルフ市近郊のアウトバーンA52号線上で、同車3台による隊列走行を披露しました。HPCは同社が2014年に発表し、すでにドイツとともに米国アリゾナ州で公道走行試験を行なっている大型トラック用の自動運転システム「ハイウェイ・パイロット」(HP)にプラトゥーニング用の制御機能を追加したもので、車両同士がWi‐Fi通信によって走行データを共有しながら15mの車間距離を保ってプラトゥーニングを行なうもの。プラトゥーニング技術はすでに多くのトラックメーカーが取り組んでいるもので、4月にはHPCをはじめとする欧州6社の試験車両が隊列走行で国境を越えて一堂に会するイベントも開催されるなど、欧州では実用化に向けた歩みが着実に進んでいるようです。日本でもトラックの自動運転はこのプラトゥーニングに焦点が置かれていますが、欧州勢には水をあけられているのが現状のようですね。
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