トラッカーのための「タイヤ知ってお講座」 その4
セリアルナンバー
今回もタイヤの脇にある文字、記号の中からです。
タイヤの脇のホイール付近で・・・
▲このような文字、数字、見たことありません?
タイヤの両方には無いのですが、片方は必ずあります。
画像はブリヂストンのM890のもので、EP~の11桁のもの、これをセリアルナンバーといいま
す。つまり製品製造等のコードですね。
社外秘のデーターもありますので全ては教えられませんが、工場コード、社内コー
ド、サイズコードなどなど…。
メーカーによってさまざまなんですが、ほぼ共通といっていいのが、こちらの番号↓
「3LP3011」の「3011」です。
この4桁の数字はメーカーが違っても、国内であればほぼ共通だと思います(間違っ
ていたらゴメンナサイ!)。
まず「30」と「11」を分けてみてください。この2つの数字は製造年で、その年の第
何週製造なのかが分かります。
「30」はその年の30週目、「11」は2011年のことです。
では・・なぜ、この4桁の数字を知っておいてほしいかと申しますと・・・
最近CMでもやっている「リトレッドタイヤ」の関係してきます。
トラックタイヤはトレッド(山)が摩り減っても、もう一度とレッドだけを貼り、
「再生」出来ます。
ただ・・・どんなタイヤでもよいわけではなく、いろいろな条件を満たしていないと再生出来ませ
ん。
その中で製造より〇年以上経過したものはリトレッド対象外となる決まりがあります。
〇年と書いたのは他メーカーさんの情報は知らないためです。
ブリヂストンの台タイヤの決まりですと6年ですが、
一般的には4年くらいが目安です(サイズによっては短いのもありますので、そこはいつもお取引されているタイヤ屋さんにお問い合わせを~)。
タイヤの故障は誰も望んでおりません。
製造の古いタイヤは故障のリスクがそれだけ高くなります。
台タイヤの基準の6年を境に「新しい」「古い」の判断をしてもらってもいいかもしれません。
少しの知識で安全な運行を~!^^
http://68607323.at.webry.info/
「測定屋、ときどきタイヤ屋、絵描き屋の日記」
コメント
コメントの使い方