<衝突被害軽減ブレーキ>
最近の大型トラックでは、追突防止のための安全装置としてミリ波レーダーを利用した衝突被害軽減ブレーキが普及してきた。20年ほど前、その前身と言えるレーザーレーダーを利用した車間距離警報装置について、モーターショーでその仕組みとメリットを見せるために本格的なジオラマを作り、トラックのミニチュアにその装置を付けて実演してみせたことがある。しかし、ショーの会期途中で数時間動かなくなってしまい、大変な思いをした。追突警報の装置は大丈夫なのだが、ミニチュアのトラックを動かすモーターとシステムが酷使に耐えきれなくなってしまったのだ。
とにかく、こういった装置はかなり以前からシステムが開発され販売もされていたのだが、コストが高いのでなかなか普及しなかった。ようやくトラックの安全性に対する意識も高まり、ここ数年で装着率が高まってきたことは喜ばしいことだ。
トラックの事故が周りに与える影響もとても大きいが、安全運転に心掛けていても、どうしても避けきれないケースもある。被害軽減の意味でも最新の安全装置の手助けが必要になってきている。
(社団法人日本自動車工業会モーターショー室長)