まだピンとこないかもしれないけれど、トラックの自動運転が確実に近づいています。トラックドライバー不足に対応するといいながら、ドライバーはお役御免になってしまうのか、まだまだ予断を許しません。
では、ドライバーさんはどう考えているのか、中堅ドライバーの鰻さんに聞いてみました。
文/中堅ドライバー鰻さん、写真/「フルロード」編集部」
*2026年3月発行トラックマガジン「フルロード」第60号より
自動運転にもいろいろあり
自動運転にもいろいろあり、長距離移動する際に「オートクルーズ」を使われているドライバーの方も多いと思います。あれも、自動運転の1つだと思えば、大変便利な機能だと思います。
運転が好きでドライバーをしている自分。そのようなドライバーの運転支援をするならいいのですが、完全自動運転でドライバーが要らないという自動運転のトラックは嫌ですね。
現在の状況だと、道路は一般道でも小道からバイパス、高速道路までいろいろな規格の道路があります。また、車両も最新の車両から20年や30年経った古い車両もあります。その中を、自動運転の車両が安全に走行できるか疑問があります。
降雪時など今の車両はセンサーに雪や汚れが付着すると、すぐエラーが出て使えなくなってしまいます。最近は異常気象も多く、そのような時に安全に走行できるのか疑問があります。
イレギュラーな事態にどう対応?
他にも車両故障のトラブル等、イレキュラーに対応するためにもドライバーは必要不可欠だと思います。ただ、ドライバー不足のなか物量が増加している現在、自動運転等の機械の力を使わないと大変なのも事実なのかもしれません。
ドライバーの悩みの1つでもある、4時間の連続運転につき30分休憩しなければならない通称「430休憩」。サービスエリア・パーキングエリア等、駐車施設も満車で停められない状況にありますが、「高速での移動中、自動運転なら、430休憩不要」といったことになれば、ドライバーは移動中に休憩でき、途中で停まる必要もなくなるから、労働時間の短縮にも繋がると思います。
そういった今のドライバーの支援に繋がるような自動運転の仕組みづくりをしっかりして欲しいですね。その後、いろいろな問題点等を解消し、安全対策等を固めてから完全自動運転車両の運行を開始してほしいです。
【画像ギャラリー】国内で実証が進められている自動運転トラック(3枚)画像ギャラリー




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