いよいよ7月、猛暑の夏がやって来ました!
トラック業界では、荷待ちや休憩・仮眠時にアイドリングストップを求められることも多く、エアコンを使えないこともしばしば。
荷役作業もトラックドライバーさんがにとっては厳しい季節の始まりです。どんな状況なのか、2名の女性ドライバーさんに聞いてみました。
文/4トンウイングドライバー理絵さん・スクラップトレーラドライバー金爆ママ、写真/フルロード編集部・金爆ママ・写真AC(トビラ写真)
*2021年9月発行「フルロード」第42号より
4トンウイングでカサ物輸送をする理絵さんの場合
4トンウイングに乗っている理絵です。猛暑の夏の過ごし方ですが、これはなかなか大変です。
お客さんのところに行けば、基本アイドリングストップです。ただ、最近あまりにも暑すぎて「エンジンかけてていいよ〜」なんて神様のような言葉をかけてくれるお客さんも少しずつ増えました。待機中の地獄のような暑さは耐えられませんよね。
基本だとは思いますが、到着する直前までエアコンをガンガンかけておいて、車内を目一杯冷やしておくとか、キャビン内にレトロですがうちわを置くとか。
少し前までは、助手席側にエコネットという網戸のような物とカーテンを目一杯閉めておいて日差しが入らないようにしていました。
今は条例などで違反になってしまう県が増えたので、泣く泣く取り外しました。免許証あってのドライバーですから、減点になるようなことはできません。
私が乗務しているのは4トン車なので、アイドリングストップクーラーはもちろん、ありません。泊まりで運行する時は、アイドリングストップするととても車内に居られる状態では無くなるため、エンジンは切らないようにしています。
そうすると停める場所も考えないといけなくなるので、自腹を切って高速に少しだけ乗って、パーキングに停めることが多いです。しかし今度は違う問題が出てくるんですよね。
停めるだけなら道の駅でも充分なんですが、世の中にはいろんな人がいて、何度も怖い思いをしてしまっているので、高速のパーキングかつトイレ前などの明るい所を陣取ってしまう結果になりました。そういう意味では、もう少し女性ドライバーに優しい世の中になってほしいものです。
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