長距離ドライバーの健康問題（其の十一）
しばらく間が開いたことをお詫び申し上げます。アメーバのブログをご覧の方はお察しかと思いますが、いろいろとありまして、それどころではありませんでした。が、一応の解決の兆しが見え、少しは落ち着きが出てきましたので、再開したいと思います。
健康問題に関しては、これで一応の決着になります。もちろん、この問題はドライバー個人で解決できる問題ではなく、また、反対に、ある意味個人でも対応が可能です。個人個人の対応次第になりますが、私と同じ失敗を繰り返さないためにも、食べてすぐに寝るという行動は出来るだけ避けたいものです。
太刀浦の仕事は前述したとおり、ほぼ関東翌日着の仕事で、帰りは関西を経由して九州という行程だった。それを毎日、休日以外は繰り返していたのである。この状況は、ドライバーの皆さん方には理解していただけると思うが、かなりハードできつい仕事になる。
ほとんど休む時間がなく、その隙間は荷降ろしをした場所から積地までが近い場合の待ち時間くらいしかないのが実情である。積み込みまでの場所が遠い場合は、その移動時間のために、より一層、休憩時間がないことになってしまう。
その結果、ほぼ全行程を高速移動で補っていた。九州から関東の翌日着は当然だとしても、関東～関西～九州間くらいは節約したいと考えるのだが、実際には体が持たなかった。
そして、肝心な睡眠時間を確保するために、食事の後すぐに寝入ってしまうという悪習慣が恒常化していったのである。
そうなると、当然のことながら、自分の健康に対する思いとは裏腹な結果に見舞われてしまった。体重はあっという間に70kgを超えていた。また、悪いことに、九州に帰って間もなく、パソコンを購入したのである。
そのパソコンに、私はあっという間に虜になってしまった。それは、検索という便利ツールで、自分のうろ覚えの知識や忘れていたことを調べるのに便利すぎた。そして、パソコンの世界にも入り込み、いろんなサイトや掲示板を見て回り、トラックドライバーに関する書き込みに対して、反論を加えて回っていた。
そして、また検索の繰り返しで、警察庁の資料などは一時期誰よりも詳しく調べたと自負している。
それからしばらくして、自分のサイトを立ち上げることへの抵抗だったとも言える。
実際には時期が前後しているが、体重の推移は自分のサイトを立ち上げ、ブログを書き始めた頃は、まだ70kgには到達していなかったと思う。だが、その体重の急激な変化は、この頃が一番激しかったのではないか。それは、時間の限られた長距離ドライバーの仕事の中で、毎日のように更新していたので、睡眠時間が取れていない上に、食べて寝るという行動を繰り返した結果である。
そして、魔の瞬間の脳梗塞という事態に至ったのである。が、私の場合、入院した初日の血圧が180台と以外にも低い数値だった。もしこれが、200を超えるような数値だったらと、今、考えても恐ろしくなってしまう。
トラックドライバーの皆さん方も、そして、家族の方々も、血圧と食事には充分気を付けて欲しいものです。
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