長距離ドライバーの健康問題(其の一)
そのように軽い脳梗塞だったとはいえ、なったこと自体恥ずかしかった。それでも、不幸中の幸いというか、その時の血圧は180~190程度でしかなく、それでも発症したのは、症状が出やすい体質だったのか、それが幸いしたともいえる。
考えようではあるが、いきなりレッドカードを突き付けられたように、大事に至る方が結構多い中、私の場合軽い症状で後遺症もなく、イエローカードで済んだと考えれば、災い転じて福とも言えなくはない。
しかし、私は常々、ダイエットのことや健康のことを自分のブログ「長距離運転手の叫びと嘆き」に書いていた。そして、ある程度実行にも移していたのだが、結局、自分に対する叱咤激励が長続きせず、目先の欲に負けてしまっていた。
その欲とは、長距離ドライバーにとって、食欲と睡眠である。常々ダイエット、健康だとブログに書いていながら、究極的に行きつく最後の脳梗塞という病になったことは、赤恥以外の何物でもなく、生き恥を晒しているようなものでしかない。
それは、自分自身の言動不一致ということであるのだが、健康に関することなので、敢えて自分の恥を晒してでも、ドライバー時代の経験と悪習のことを書いておきたい。
ドライバー個人の意思だけの問題だけではなく、物流、または経済の大動脈の細胞の一部に組み込まれているドライバーには、動かしようのない問題が山積されているもの事実である。それは、ドライバーは日々の仕事の中で充分すぎるほど体験していることなので「そんなことくらい知っている」と、思う方がいるだろう。
しかし、そのことを白日の下に晒し出さなければ、ドライバーの健康問題は解決しないし、それ以前に誰も考えてはくれない。
私自身にこの健康問題について、何等解決策や妙案があるわけではないので、ブログにするのをためらっていた。だが、脳梗塞の発症者として、その体験記、つまり発症までのプロセスを書くことは、後進の者に対する使命ともいえることだと考え直した次第である。
ドライバーの方は、それぞれ会社によって仕事の内容が違うと思う。その中で考え、自分に合った、自分の健康維持策を考えて欲しい。
●トラさんの「長距離運転手の叫びと嘆き」のURL
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