【世にも恐ろしい思い出話 その4】
翌日、インターステーツに乗ってさらに西に向かいます。ルイジアナ州でトレーラのタイヤがバーストしたものの、この日は何事もなく、予定通りテキサスに入れました。ここまで距離を稼いでおけば後は80マイル(128km)ほど、あと1時間半もあれば納品先まで行けるので、とりあえずは一安心! この夜は『LOVE’S/ラブス』と言うトラックストップでゆっくり風呂して飯食って、明日は朝の3時半に起きてダラスに向かいます。
そして8月4日、予定の朝6時前にはダラスのコンサイニー倉庫に到着。先に来ていたトラックが6~7台、通路で順番待ちの列を作っていて、もうこの後ろに停められるスペースがありません。しかたなく空のトレーラーを駐車するスペースまで行きました。この駐車場は舗装ではなく『砂利を引きつめた空き地』って感じの駐車場、空のトレーラーが並ぶ30mほど後ろに停めて、エアーブレーキのレバーを2本とも引き、駐車ブレーキをかけます。次にオートマのミッションをニュートラルに入れました。トラックのオートマには『パーキング』のポジションはありません。エンジンだけは止めずにアイドリングの状態です。運転席を離れて後ろのベットに座り、カルコムで「コンサイニーに到着」の既定フォームを書き入れて送信しようとしている時、あれ、なんや? トラック動いてるみたい!?
前を見ると30m離れて停めたはずの空のコンテナが近づいて来て「アギャ~、トラックが勝手に動いてる! アカン、空のトレーラに当たるぅ~!!」
あわてて運転席にすっ飛んで行って、エアーブレーキのレバーを引っ張りましたが、「アァ~ア~、ドーン!! ぶつかった・・・・・・。でも、なんでやねん?」 (つづく)
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