ありがたくも悲しい「上」のお告げの巻
「フルロード」第４号の「ビンボー運ちゃん回顧録・番外編」で、尊敬する先輩運転手の一人である山高氏が、自身の大型免許取得体験をレポートしていますが、現役運転手の自分としてもですねぇ、「初心忘るべからず」で、海コンドライバーを目指して教習所に通ったこと、バックが出来なかった海コン運ちゃんデビューの頃のことを書いてきたわけなんですが、ようやくドライバーとしていっちょまえになりかけた頃、こんな「お上のお告げ」がありました。
神「おい、そこの運転手。お前は７月３日から８月31日までの約２カ月間、車に乗ってはイカンぞ！」
俺「そりゃームリってもんですよ。海コン運転手はコンテナ運んでナンボ。クルマに乗れなきゃ仕事になんないじゃないですか？」
神「知ったことか。７月・８月は、車に乗ると大変な災いが降りかかることになっておる。言うことを聞かないと地獄に落ちるぞ！」
俺「ムチャ言わないで下さいよ。２カ月も収入が途絶えたら『夜逃げ屋本舗』に頼むハメになっちゃうじゃないですか」
神「大丈夫。街には『むじん君』という頼りになる存在もおる。イザとなったら駆け込め。銀行系の傘下に入った上に、グレーゾーン金利もなくなり、昔より良心的になってるはずだぞ」
俺「何言ってるんですか。住宅ローンがたんまり残ってるのに、これ以上借金を増やせるわけないでしょーが。だいいち、そんなのに手を出したら、それこそ『夜逃げ屋本舗』行きですよ。何の嫌がらせか知りませんが、ほんとカンベンしてもらえませんか」
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