21mブーム付多目的消防ポンプ自動車「MVF21」
いっぽう、もう1台の21mブーム付多目的消防ポンプ自動車「MVF21」は、ブロント社の伸縮・屈折ブームや狭い道路でも展開できるアウトリガーを艤装した車両で、こちらは国内向けの消防車。Loikka Aerial Ladderと同じく、スカニアP360のダブルキャブがベースだ。
MVF21は、日野プロフィアベースで前回の東京国際消防防災展2018に出品しているが、現在は日野車両の供給に問題があるため、新たな選択肢としてスカニアを用意したという。(特にはしご車等の大型消防車では日野のシェアがダントツ)
許容荷重が最大4000Nのバスケットと21mブームはこれまでと大きく変わらないが、スカニアシャシーでは新たにバスケット荷重1800Nモードが追加で可能となり、同モードでは最大作動半径が拡大。
また国産シャシーでは17.3tまでしか架装できなかったようだが、スカニアシャシーでは18tと架装性の面でもメリットがあるという。
なお、今回のMVF21はフィンランドのブロント社で艤装し、モリタが並行輸入する車両である。消防用シャシーではないため、日本に持ってきてからエンジンやポンプの型式を取得する方式が取られるようだ。
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