厄介者の竹がトラックの荷台の床材に大変身! 累計9万5000台分超を販売したエコロジーな竹床材の秘密

■ラインナップと近日発売予定の重機運搬車専用竹床

 標準仕様のラインナップは、三層構造のかぐや姫が板厚14mmで、(W)1805×(L)3140mmと(W)2100mm×(L)4500mmの2サイズを展開。

 グリーンボードは板厚18mmと21mmまでが単層構造で(W)300×(L)4500~9700mmのサイズ。板厚25mmと30mmは三層構造で、前者が(W)300×(L)6500~9700mm、後者は(W)200×(L)6500~9700mmのサイズとなっている。

 このほか鹿児島県の孟宗竹を使用した「薩摩竹床」(単層構造)や、「竹製横根太」「鉄製アオリ用竹板」「竹製枕木」「竹製リン木」なども展開。

 また先頃開催されたジャパントラックショー2022では、近日発売予定である重機運搬車専用の竹床「YOKOME」も発表された。

 重機運搬車はトラックの前方をアウトリガージャッキで持ち上げ荷台を傾斜させて重機を積み込むが、竹床の場合、従来の縦目方向だと繊維質が影響し無限軌道(キャタピラ)が滑るという不安があったそうだ。

 そこで横方向に竹材を敷いたところ摩擦係数がアップし、不安が軽減。その名が示す通りYOKOME(ヨコメ)として製品化される。YOKOMEの登場で、さらに竹床材への注目も集めることになりそうだ。

重機運搬車専用の竹床材「YOKOME」。竹の目を横方向にすることで、滑りやすいという弱点を克服した
重機運搬車専用の竹床材「YOKOME」。竹の目を横方向にすることで、滑りやすいという弱点を克服した
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