脱着ボディといえば、一般には、フックアームなどによって荷台のコンテナを地上に積み降ろしする、産廃などの輸送に用いられる車両がよく知られている。
いっぽう、その脱着ボディの範疇にあって、アウトリガーを有した自立式のコンテナによってボディの脱着を行なう方式を水平脱着ボディと呼ぶのだが、特にカーゴ系の車両についてはスワップボディと呼ぶことが一般的だ。
2020年に国交省がスワップボディ車に対し補助金を設定したこともあり、これまで日本ではあまり普及していなかった同車だが、ここにきて積極的に取り入れる物流企業が増えてきている。
あらためて、スワップボディとは何か? 2016年頃からいち早くスワップボディに着目してきたニトリホールディングスの物流部門を担うホームロジスティクスと、その協力会社で車両を導入した富士運輸に、注目のスワップボディの実際を取材した。
文・写真/フルロード編集部
*2017年3月発売「フルロード」第23号より