極東開発工業は脱着ボデー車「前吊り式フックロールフルトレーラ」をモデルチェンジし、2026年6月22日より発売した。狭小現場の作業性を大幅に向上させたという新型モデル。その詳細を見ていこう。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/極東開発工業
新型「前吊り式フックロールフルトレーラ」の詳細
2009年に発売した極東開発のフックロールフルトレーラは、フルトレーラならではの輸送効率の高さから根強い需要に支持されてきた脱着ボデー車である。
そのいっぽう、トレーラ側に固定されたドローバー(連結装置)があることから、トレーラへのコンテナ脱着を後方から行なう(後吊り式)必要があり、作業に一定の時間とスペースを必要とするという課題があった。
そこで今回の新型モデルでは、グループ会社である日本トレクスと共同開発した独自の屈折式ドローバーを採用。トレーラ前方から業界トップクラスとなる6mコンテナの脱着(前吊り式)を可能にした。
これにより従来モデルと比較して積み降ろし時の周囲の作業スペースを約60%(※極東開発調べ)削滅。狭小現場での作業性と効率性を両立させている。
また、コンテナロック機構を従来の手動操作式からエア駆動式へと一新し、操作負担も軽減。3つのロック装置とボディガイドでコンテナをしっかりと固定できるほか、走行中エア漏れが発生した場合でもコンテナロック解放を防止する手動式の安全装置を備える。
さらに、ワンタッチレバーで簡単かつ確実に操作できるドローバーロックにより連結時の安全性を高め、トレーラ側の車高調整バルブ(前後独立制御)、屈折式ドローバー昇降兼コンテナロック開閉スイッチ、エアゲージ、駐車ブレーキを集約した操作パネルを装備し、効率的な作業を実現している。
また、エアサスペンションの採用に加え、従来モデルより床面高さを150mm低減させ、走行性能と安定性が大幅に向上。AJK(アンチジャックナイフ装置)も標準装備しており、ドライバーのストレス軽減に寄与。
デザイン面でも、トラクタと車高を合わせたことによる機能性とバランスの取れたトータルデザインとし、トレーラには丸型樹脂フェンダを採用するなどスタイリッシュな外観に仕上げている。
このほかコンテナ吊上げ作業とトレーラ連結時に後方を確認できる2つのバックカメラとキャブ内モニターを標準装備しており、映像を確認しながら確実な作業が可能となっている。
なお販売価格は、トラクタ側が876万円(希望小売価格、シャシー・消費税抜き)トレーラが1310万円(希望小売価格、消費税抜き)。販売目標台数は年15台としている。
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