「2024年問題」を睨んで、このところ西濃運輸の動きが活発化している。物流サービスの効率化に向け、荷物の集約化や物流拠点の整備が進んでいるが、その一環として、このほど千葉県野田市に新たな物流倉庫をオープンした。
首都圏の主要エリアのほか、好立地と全国ネットワークを活かして関西地方や東北地方の一部まで、広範囲に優れたリードタイムを提供できるそうだ。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/セイノーホールディングス
首都圏内の主要エリアへ効率的な配送が可能な好立地
セイノーホールディングス傘下の西濃運輸は、2024年12月2日、千葉県野田市に約5000坪の「野田物流倉庫」をオープンした。
野田物流倉庫は、常磐自動車道「柏」ICから約6.2kmの国道16号付近に位置しており、首都圏内の主要エリアへの効率的な輸配送ができる関東地方の良好なアクセス可能な物流拠点となっている。
西濃運輸松戸支店から約7.5㎞のところに位置していため、立地の利点を活かし、西濃運輸が誇る全国輸送ネットワークを活用することで、関西地方や東北地方の一部まで広範囲におよび、優れたリードタイムを提供できるとしている。
【概要】
所在地 :千葉県野田市中根新田字四辻前283-3
総延床面積:34,346.89平方メートル(10,389.93坪) ※4階建
賃借部分 :1階~4階「B区画」16,721.03平方メートル(5,058.12坪)
※倉庫 15,423.68平方メートル(4,665.67坪)
※事務所 1,297.37平方メートル(392.45坪)
また、全国輸配送はもちろんのこと、商品の入出庫から商品保管、在庫管理、流通加工、輸配送、回収物流など、さまざまな物流サービスをワンストップで提供することが可能で、顧客に寄り添ったロジスティクスサービスの提案を行なうという。
セイノーHDでは、今後とも積極的に物流インフラを強化し、「ロジのセイノー」として最適な物流サービスを提供する予定で、野田物流倉庫に続いて来年3月には西濃運輸河内支店から約1km、大阪都心部から約10kmの利便性が高い好立地に、同社としては西日本最大規模の物流倉庫「東大阪物流倉庫」がオープンする予定である。
【画像ギャラリー】物流サービスの効率化を進めている西濃運輸の物流施設(3枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方