ENEOSウイングは4月1日、ガソリンスタンドの敷地を中継輸送拠点として提供する「EW三ケ日コネクトステーション」を開設した。フリート業界初となる今回の試み。その概要を紹介していこう。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/ENEOSウイング
EW三ケ日コネクトステーションの概要
今回運用を開始する「EW三ケ日コネクトステーション」は、東名高速道路の三ケ日インター(静岡県浜松市)を下りてすぐの場所に位置する「ENEOSウイング三ケ日インターTS」隣接敷地内に設けられた施設。
この施設は、輸送経路の途中でドライバーの交代やトレーラやスワップボディを用いた荷台の交換を行なう中継輸送の拠点として提供される。
中継輸送は、長距離の幹線輸送を複数のドライバーで分担することで、労働時間の短縮や日帰り運行を可能にするもので、物流の働き方改革関連法の施行により、再注目されている輸送形態の1つである。
EW三ケ日コネクトステーションのある静岡県浜松市は、関東エリアと関西エリアのちょうど中間地点となる場所であり、物流の働き方改革を見据え、近年多くの物流企業が中継輸送の拠点として進出。
さらに、中継輸送拠点「コネクトエリア浜松」(新東名の浜松サービスエリアに隣接)の運営も、NEXCO中日本と遠州トラックによって始まっている。
ENEOSウイングが全国展開している「TS(トラックステーション)」は、トラックドライバー向けのサービスを充実させたガソリンスタンドで、大型車給油レーンや大型洗車機のほか、休憩スペース、シャワー室などの長距離ドライバーにとってありがたい設備が展開されている(設備は店舗によって異なる)。
今回開設されるEW三ケ日コネクトステーションも、シャワー室などと同様にENEOSウイングユーザーであれば無料で利用できる設備となり、ENEOSウイングのTSの利便性はさらに拡大しそうだ。
【事業概要】
・名称:EW三ケ日コネクトステーション
・場所:ENEOSウイング三ケ日インター(TS)隣接敷地内
・住所:静岡県浜松市北区三ケ日町都筑1300-1(東名高速道路三ケ日IC降りてすぐ)
・運用開始日:2024年4月1日(月)~
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