「いすゞエルフ」といえば、小型トラックの代名詞。押しも押されもしない日本を代表するトラックである。
そのエルフのフルモデルチェンジがいよいよ目前に迫ってきた。
すでにティザーキャンペーンの一環である特設サイト「ISUZU World Premiere 2023」では、発表日までのカウントダウンが始まっており、そこには異形のLEDライトを光らせた新型エルフのシルエットが……。
新型エルフの登場に否が応でも期待が高まる!
文/トラックマガジン「フルロード」編集部 写真/フルロード編集部・いすゞエルフ特設サイト
正月の新聞広告で新型エルフの3月登場を予告
ティザーキャンペーンはすでに今年の正月から始まっていた。
今年1月4日、全国紙に『加速させよう「運ぶ」の未来』と題したいすゞ自動車の全面広告が掲載された。
そこには、こんなことが書かれていた。
『私たちはトラックメーカー。トラックをつくる。バスやエンジンもつくる。もし、これから世に出すそうしたものが温室効果ガスを極力出さないものに変わるなら、「カーボンニュートラル」は「遠い未来」や「理想ではなくなる。
それは、ほどなく実現が約束された「予定」となる。小型トラックはもちろん、大型トラックでも。さらには、多様なエネルギーや次なる技術も視野に入れて、無数の選択肢を用意しよう。未来の社会を支えるための、解はひとつじゃないはずだ。
新しい年が始まった。ISUZUは、この2023年を歴史に刻まれる年にしたい。
街を走る一台一台のトラックが進化したら、そのインパクトはきっと計りしれない、日本は、いや世界は、大きく前進するはずだ。力強い一歩を。言葉だけではなく、目に見える行動を。まずは3月、新型エルフから。』
7代目16年ぶりのフルモデルチェンジ
現行の六代目エルフが登場したのは、2006年12月のこと。したがって今回は七代目で、16年ぶりのフルモデルチェンジということになる。
ちなみに前回は、中型トラックの「フォワード」も同時にフルモデルチェンジしているが、今回も小型・中型同時のフルモデルチェンジとなりそうだ。
また、ディザーの新聞広告で「温室効果ガスを極力出さない」ことを強調していることから、ディーゼル車とともにエルフEVも登場すると見られる。その場合、三菱ふそうeキャンター、日野デュトロZ EVについで3台目の量販型電気トラックということになる。
ちなみに『加速させよう「運ぶ」の未来』の中で謳っているように、いすゞは多様なエネルギーや次世代技術を視野に入れており、選択肢もBEVのみならず、ディーゼルハイブリッド、CNG、LNG、FCV、さらにはミドリムシ由来のバイオディーゼルにまで可能性を求めている、世界でも稀有なトラックメーカーである。
特設サイトでは、いすゞの片山正則代表取締役社長とTV・ラジオパーソナリティのクリス・ペプラー氏との対談も予告され、「これからのいすゞが進むべき方向性」が語られるという。
また、特設サイトの新型エルフのシルエットを見る限り、少しおとなしかった六代目と異なり、新型は押し出しの強い造形に見える。まさに「百年一度の大変革」を生き抜くいすゞの自信作のように思えるのだが、果して? 3月7日の発表を待ちたい。
*新型エルフ特設サイト
https://isuzu-wp2023.com/
コメント
コメントの使い方