日野チームスガワラ、ダカールラリー2017に向けて活動開始

日野チームスガワラ、ダカールラリー2017に向けて活動開始
ダカールラリー2017の開催国とルートが発表され、日野チームスガワラがダカールラリー2017に向けて活動を開始した。例年、ダカールラリーに向けてラリーモンゴリアで夏のトレーニングを行なっている同チームだが、今季はトレーニングの強化を図り、シルクウェイラリー2016にも参戦。2つの実戦でドライバーとメカニックのスキル向上、および車両性能のテストを行なう。6月5日には、改良された日野レンジャー2号車のシェイクダウンが行なわれた。26回目の連続完走と排気量10L未満クラス8連覇に挑む次回大会も過酷なレースが予想されるが、エンジンや足回りの熟成を図ったマシンの仕上がりにチームスタッフも納得の表情を見せていた。
以下、リリースより
http://www.hino.co.jp/dakar/latest_news/PD17-01.html


ダカールラリー2017に向け活動開始
~トレーニング戦の追加・販社メカニック決定~
次回のダカールラリー2017の開催国が決定し、日野チームスガワラは26回連続完走・クラス8連覇に向けて活動を開始、2017年大会に向けて、車両性能の向上とともに夏季のトレーニングを強化します。また、全国の日野販売会社から、レースを支えるメカニックが公募・選抜され、チームに合流しました。ぜひ、皆様の熱い応援をお願いします!
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ダカールラリー2017のルートマップ


ダカールラリー2017の概要が決定
2017年のダカールラリーの開催国とルートが決定しました。2009年に南米大陸に舞台を移して以来、初めてパラグアイが開催国に加わり、アルゼンチンとボリビアとあわせて3カ国での開催となります。
レースは、2017年1月2日にパラグアイの首都アスンシオンをスタートしアルゼンチン国境を目指し南下。アルゼンチンに入った後、ボリビアの国境に向け北上します。ボリビアに入国後は、標高3500m以上を維持しながら首都ラパスまで北上し、1月8日に休息日を迎えます。後半戦がスタートすると、標高4000mを超えるアンデス山脈の東側を南下し、ウユニ塩湖の脇を抜け、再びアルゼンチンに入国。アルゼンチン西部のフィアンバラの砂漠地帯でレースのハイライトを迎えます。13日間の激闘を終えた後、競技者達は同国の首都ブエノスアイレスで、1月14日にゴールセレモニーで観衆の祝福を受けます。
約8000㎞を超えるルートが設定され、ボリビアの高地で4ステージが行われるなど、次回のダカールラリーも世界一過酷なレースとなることが予想されます。
「シルクウェイラリー2016~ロシア・カザフスタン・中国~」に参戦
~ラリーモンゴリア2016に加えトレーニング戦として追加~
日野チームスガワラは、2016年7月8日~23日に、ロシア・カザフスタン・中国で行われるシルクウェイラリー2016に初めて参戦します。
日野チームスガワラは、ダカールラリーを見据えた夏季のトレーニングを兼ねて例年参戦しているラリーモンゴリアに加えて、ライバルが多く、砂漠ステージの多いシルクウェイラリーに参戦し、ドライバーとメカニックのスキル向上と、改良した車両性能のテストを行ないます。
参戦体制は、日野レンジャー2号車が1台で参戦し、ドライバーに菅原照仁さん、ナビゲーターに杉浦博之さんが乗車。メカニックは、鈴木誠一さん(※)がメカニックリーダー、中村昌樹さんがサブリーダーを引き続き担当し、日野の全国販売会社から公募選抜された4人と新たに日野自動車から1人(※)が、3台のサポートカーに乗り込み、レースを支えます。
6月5日に、日野チームスガワラは、日野自動車の茨城テストコースで完成した日野レンジャー2号車のシェイクダウンを行い、車両性能の確かな向上を確認。現在、スタート地点であるモスクワへ向けて出発を待つばかりです。
(※)ラリーモンゴリア2016は欠場
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シェイクダウンを行なう日野レンジャー2号車
■シルクウェイラリー2016~ロシア・カザフスタン・中国~ 大会概
日程:2016年7月8日~23日
開催国:ロシア~カザフスタン~中国
距離:競技区間/4105㎞、移動区間/6675㎞、総走行距離/1万780㎞
■ラリーモンゴリア2016 大会概要
日程:2016年8月7日~14日
開催国:モンゴル
距離:3800㎞(区間別距離は未公表)
ルート:首都ウランバートル発着
■参戦体制
競技車両:日野レンジャー2号車 1台
サポート車両:日野プロフィア(FU) 1台、ハイラックス2台
ドライバー・ナビゲーター:菅原照仁(JRM)(※1)・杉浦博之(JRM)
メカニック:リーダー・鈴木誠一(JRM)(※2)、サブリーダー・中村昌樹(日野自動車 車両生技部)、吾妻広之(福島日野自動車)(※3)、中村浩司(石川日野自動車)、井上順也(岡山日野自動車)(※3)、國本賢治(広島日野自動車)、岡部陽一(日野自動車 車両生技部)(※2)
(※1)JRM(日本レーシングマネージメント株式会社の略)
(※2)ラリーモンゴリア2016は欠場
(※3)販売会社としてダカールラリーメカニックに初選出
2017年大会に挑む販売会社メカニックが決定
2016年5月下旬に、日野自動車の羽村工場で販売会社メカニックの選考会が行われ、4人のメカニックが決定しました。日野自動車は、サービス技術力の向上を目的とし、1995年から全国の販売会社から公募選抜し、レースメカニックとして派遣する制度を開始。ダカールラリーの出場経験のあるメカニックが全国に延べ47人、今回決定した4人を合わせて、延べ51人となります。
6月上旬に、4人のメカニックはチームに合流し、車両製作やトレーニング戦に参戦し、ダカールラリー本番に向け準備を行なってゆきます。
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2017年大会に挑む販売会社メカニック
(敬称略。左から、福島日野・吾妻、石川日野・中村、岡山日野・井上、広島日野・國本)

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