さあ、いよいよNewボルボFHが日本市場にも登場しました。20年ぶりのフルモデルチェンジで、キャブを一新。「フルロード」で何度も取り上げて来ましたが、何度見てもカッコいいな~! 待望の日本仕様は本日から発売です。以下、ボルボ・トラックのプレスリリースの要約です。
ボルボ・トラックは、主力モデル「ボルボFH」を1993年の発売以来約20年ぶりに設計思想を根本から変えるフルモデルチェンジを行なった。人間工学に基づきキャブデザインを大幅変更し、居住性や視認性、操作性を高めた。またデュアルビューモニターの標準装備により安全機能をさらに充実させ、安全性を重視する日本の顧客ニーズに応えた。超高機能なトラック投入で輸送会社に優秀なドライバーを惹きつけるなど、経営効率向上に貢献する。欧州で2012年に発表、日本でもいよいよ9月1日から販売開始した。
ドライバー視点に立った視認性と操作性の向上
キャブ前面窓の面積を拡大しAピラーの傾斜を少なくすることで視認性を高めた。シフトレバーや操作ボタンなどを運転席近くに配置。またクルーズコントロール、オーディオ、ブルートゥース(Bluetooth)接続での通話など、ドライバーに必要な機能をステアリングホイール上のボタンで操作できるようにした。さらにインパネ上のボタンは使用頻度の高いものから順に配置し、重要なメーター類をすべてインパネ中心部分に集めることで、操作性を大幅に改善した。これによりドライバーの集中力が高まる。
人間工学に基づいたキャブデザインで居住性を向上
ステアリングホイールに、世界初となるネックチルト機構を加えた3Way方式を導入。運転姿勢を調整できる範囲が従来モデルより拡大した結果、ドライバー自身に合った運転姿勢がとりやすくなる。これによりドライバーの疲労軽減や運転時の注意力向上に貢献する。またAピラーの傾斜を少なくしキャブ内の居住スペースを最大約1立方メートル拡大することで、収納能力が最大300リットル増加した。
ドライバーと周囲の走行車に配慮した高い安全性能
安全機能のさらなる強化により、ドライバーのみならず周囲の走行車にも配慮。デュアルビューモニターを標準装備し、助手席側の外側と後方の視認性を高めた。また本モデルよりエマージェンシーブレーキランプ付リアコンビネーションランプを導入。 急ブレーキ時にテールランプが点滅して後方車両に危険を知らせ、減速や停止の必要性を促す。
欧州で2012年に発売以来、高い評価
日本に先立ち欧州では2012年9月に販売開始。「2014年インターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなどすでに世界で高い評価を得ている。2014年5月からアジア各国で順次販売開始。
FHシリーズは累計世界販売台数が約70万台におよんでおり、ボルボ・トラックの総売り上げの約60パーセントを占める主力モデルとなっている。NewボルボFHの車両開発には6年以上の歳月をかけ、30億ドル以上の投資を行なった。
日本でのFHシリーズ
日本で初めてFHシリーズを導入したのは1998年。それ以来、重量運搬に対する高いニーズに応えてきた。NewボルボFHでは4×2および6×4のトラクター、そして6×2のリジッドを投入。
「NewボルボFHで、居住性、安全性、操作性の優位性を訴求し、既存ユーザーだけでなく、重量物輸送セグメントでプレミアム・トラックを求める新規ユーザーを拡大していく。5月のアジアでの発表以来、お客様の期待は非常に高まっている」(ボルボ・トラック・ジャパン ダイレクター 関原紀男)
NewボルボFHは、全国のボルボ・トラック正規ディーラーとUDトラックスで取扱いを行なう。また9月以降、ボルボ・トラック正規ディーラーで試乗・展示会を実施していく。
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