「今日午後3時半より記者発表を行ないます」という連絡がUDトラックスから来たので、先ほど「フルロード」第5号の編集が佳境を迎えている事務所を飛び出し、会場の東京駅近くの朝日生命大手町ビルに行って来ました。暮れも押し詰まった時期の発表だけに、これは重大な発表ではないか……。実際、重要な発表でした。UDトラックスの社長が交代します。
UDトラックスは、取締役会において、次のとおり社長人事を内定した。なお正式には、来る平成24年3月開催予定のUDトラックス(株)定時株主総会及びその後の取締役会で決定する。
社長 竹内 覚は、3月の定時株主総会後の取締役会をもって社長を退任する。
後任の社長には、当社 取締役副社長の坂上優介(さかうえ ゆうすけ)の就任が内定した。
なお、竹内社長は、代表取締役副会長に就任する予定。
社長内定者の経歴
坂上優介(さかうえ ゆうすけ)
生まれ
昭和26年 8月24日生 (60才)
学 歴
昭和49年 3月 東京大学経済学部卒業
職 歴
昭和49年 4月 株式会社日本興業銀行入行
平成 5年 7月 興銀証券株式会社資本市場グループ第一部長
平成 7年 6月 スイス興銀社長
平成11年 3月 株式会社日本興業銀行人事部参事役
平成12年 4月 興銀証券株式会社常務取締役 兼 執行役員
平成12年10月 みずほ証券株式会社常務執行役員
平成16年 4月 日産ディーゼル工業株式会社
(現 UDトラックス株式会社)顧問
平成16年 6月 同社専務取締役
平成19年 6月 同社取締役副社長 現在に至る
退任にあたって竹内社長は、「任期の4年を超えて5年近く務めたので、もういいだろうと……。それが出来るほど社内の体制も固まってきたということです。坂上君は、私に比べるとまじめで計算に強い人。国際経験も豊富なので、まさに適任だと思います」とのこと。
また、新社長となる坂上現副社長は、UDトラックスの今後の方途を問われ、「ボルボトラック・グループの中で、やはりアジア市場を重視していきたい。まだ、海外市場での売り上げは3割を下回っているのが現状だが、これを早く5割~6割の線に早く持って行きたい」と海外市場を重視する方針を示した。
記者会見の席上、がっちり握手を交わす竹内現社長(左)と坂上現副社長
コメント
コメントの使い方