東南アジア市場は、事実上日本の小型トラックの主戦場となっていますが、海外戦略を強める日野自動車は、中でも最重要地域となるマレーシアに「市場的確車」2モデルを投入。いすゞ、三菱ふそうとの戦いに挑む構えです。以下は、日野自動車の発表資料の要約です。
日野自動車のマレーシアにおける販売子会社である日野モータース マレーシア株式会社(日野マレーシア)は、小型トラック「HINO 300シリーズ」のラインアップ拡充として、市場適格車2モデルを12月16日に発表した。
今回発表した小型トラック「WU302R ECO TURBO」と「WU342 TOUGH PLUS」は、日野車の特長である耐久性と信頼性に優れたモデルで、マレーシア市場で求められる十分な積載能力と走行性能を備え、実用性と経済性の両方を重視する顧客層をターゲットとしている。近年多様化している市場ニーズに応えるため、もともとインドネシア専用モデルとして開発されたもので、高い評価を得ていることからマレーシア市場にも導入したもの。
マレーシアで販売するにあたっては、インドネシアにおける製造子会社である日野モータース マニュファクチャリング インドネシア株式会社(インドネシア日野製造)からKD部品を輸入して、マレーシアで組立てを行なう。市場適格車として開発したモデルの周辺国への本格展開および海外現地法人間におけるKD部品の供給は、日野としては今回が初めて。
●車両概要
エンジン : 4,009cc、110PS(WU302R ECO TURBO)/130PS(WU342R TOUGH PLUS)
車両総重量 : 5トン
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