意外!? 走りはディーゼル車よりもガッシリ系(らしい)
ウォークスルーバン仕様は、キャブと荷箱が一体に見えて、実は別々の構造になっているが、シャシーフレームの剛性が非常に高いことから、大きな開口を備える「上屋」をもつにも関わらず、ディーゼル・デュトロ以上にガッシリした走り味を感じさせるという。これはいつか試乗して確認したいところだ。
なお、通常のトラックと同様に、キャブと荷箱がそれぞれ別体のバン完成車も設定している。
都市内配送をメインとするため、トップスピードはあえて時速80kmに設定している。それもあって、国連基準のWLTCモードによる1充電航続距離は150kmを確保しており、この用途では十分以上と考えられる航続力を確保している。
また、完全停止時にはブレーキペダル操作を必要とするものの、それ以外の走行操作のほとんどをアクセルペダルで行なうことができる「eDAPモード」を備えている。そのためオートマ車よりもさらにイージードライブが可能となっている。
日本特有の小型車枠内で開発されたデュトロZ EVは、輸出市場には不向きなクルマとされるが、コンパクトな前輪駆動・超低床のキャブオーバーEVトラックは、海外に類例のないもので、世界に誇れる新しい時代の日本車の一つではないだろうか。
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