廃食油や動物油等を原料とする「リニューアブルディーゼル」でタンクリーリを走らせる日本初の取組が、北陸・甲信越地方で行なわれる。伊藤忠商事、伊藤忠エネクス、INPEX、INPEXロジスティクスの4社が発表したもの。
リニューアブルディーゼルは伊藤忠商事がフィンランドのNesteから調達し、伊藤忠エネクスが供給するもので、INPEXロジスティクスが北陸・甲信越地方で国産原油や石油製品の輸送を行なう18台のタンクローリ車の燃料として利用する。
リニューアブルディーゼルは、既存の車両/給油施設をそのまま使用できるのが特徴で、導入コストの最小化とともにGHG排出量低減にも寄与。今後陸上輸送分野でさらなる利用拡大が期待されており、同取組にも注目が集まりそうだ。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部 写真/INPEXロジスティクス、Neste
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