チョットだけよ~! 最新「フルロード」第28号 今号も面白くてためになるぞ! そだね~ そだね~ 第5報
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コラム
新シリーズ 成熟期を迎えた架装メーカー それぞれの方途
トラックボディ、あるいは上物(うわもの)と称される架装物は、トラックユーザーにとって、仕事をする上でトラックシャシー以上に重要な存在といえるかもしれません。でも、成熟期を迎えた日本のトラックにあって、爆発的に売れる画期的な「開発物」の架装物は望めず、また需要もそれなりに平準化に向かっていることから、このところ架装メーカーは、押しなべて「守りの姿勢」が目立つようになってきました。多くの架装メーカーがここ数年、多数の受注残を抱えながらも、生産規模を無理に拡大せず超堅実経営を貫いているのも、かつての架装バブルに振り回された苦い経験があるからでしょう。また、もう1つ忘れてならないのが、いわゆるメーカー完成車の存在です。ひと昔前までお仕着せのメーカー完成車など一顧だにされない風潮がありましたが、メーカーがユーザーニーズに適うトラックづ くりに尽力した結果、今ではドライウイングの完成車比率が過半数に達するなど、普通トラックでもメーカー完成車 の隆盛が続いています。このことによって、メーカー完成車を請ける架装メーカーと請けない架装メーカーそれぞれが、大きな変革期を迎えていることもまた事実だと思います。成熟期を迎えた架装メーカーのそれぞれの方途を探る新シリーズ、その第1回目として香川県の重機運搬車の雄・フジタ自動車工業にご登場願いました。
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