トラックの誕生から130年、クラシック商用車の祭典「ドイチュラントファールト2026」のオープニングがメルセデス・ベンツ・トラックスのヴェルト工場で開催された。
長年にわたり開催されているこのイベントには企業や個人コレクター、商用車の愛好家などが各地から集まり、様々なブランドのクラシック商用車によるツアーが行なわれる。今年は19世紀生まれのダイムラーのトラックも欧州を巡るという。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/Daimler Truck AG
「トラック」誕生から130年、「ダイムラー・ベンツ」誕生から100年

トラック生誕130周年に当たり、生みの親であるメルセデス・ベンツ・トラックスがクラシック商用車の祭典「ドイチュラント・ファールト」(直訳すると「ドイツの旅」)の今年のオープニングを同社ヴェルト工場で開催した。
歴史的な商用車の車列はオープニングの後、ドイツ、ルクセンブルク、ベルギー、オランダの約1086kmを巡るツアーに出かける。
過去数十年間にわたり欧州で親しまれてきたドイチュラント・ファールトは、商用車のクラシックカー分野では最も重要なイベントの一つで、車両のオーナー、コレクター、企業、ファンが集まる。
特徴となっているのが参加車両の年代の広さだ。1世紀以上にわたる様々なメーカーのトラックとバスが商用車の歴史を再現している。
130年前、ゴットリープ・ダイムラーが世界初の「トラック」を発明し、今日に至る道路貨物輸送の礎を築いたとされる。ダイムラー社は1926年にベンツ社と合併しており、トラックの誕生から130年、ダイムラー・ベンツの誕生から100年に当たる今年のイベントは、同社にとって特別な意味を持つという。
メルセデス・ベンツ・トラックス・ヨーロッパのセールス&マーケティング責任者を務めるジャン=マルク・ディス氏は次のように話している。
「トラックの130年は革新と信頼性、そしてお客様とのパートナーシップの130年でした。ドイチュラント・ファールトは、そうした歴史をユニークな方法で生き生きと伝えています。『メルセデス・ベンツ』ブランドの商用車は、その歴史においてまさに決定的な役割を果たしており、商用車のあるべき姿を将来にわたって形作って行きます。
歴史的な商用車がブランドを超えて共にツアーに出かけることで、技術の進歩と、社会におけるトラック輸送の重要性を示す印象的な光景が生まれます。この記念すべき年に、ヴェルト工場に皆様をお迎えできたことを嬉しく思います」。
19世紀のトラックで欧州を巡る
もちろん、メルセデス・ベンツも自社のコレクションの中から選りすぐった車両でツアーに参加する。
中には1899年製のダイムラー「モートーア・ラストバーゲン」(直訳すれば「原動機付き荷車」)も含まれている。これは同社のコレクションでも最古の車両の一つで、道路貨物輸送の黎明期を今に伝える貴重なトラックだ。この最古のトラックは、メルセデス・ベンツが商用車の技術・効率・安全・快適性を19世紀から3世紀に渡って追求し続けていることを物語っている。
開幕に続いてドイツとベネルクス地域(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)を走行し、約1086kmの道のりを経て9月6日にイベントは全ての工程を終える。今日に至る商用車の歴史を体感できるイベントは他に例がなく、モビリティ、サプライチェーン、経済発展おいてトラック・バスが果たしてきた役割を伝えている。
【画像ギャラリー】「ドイチュラント・ファールト」に登場したベンツのトラック(19枚)画像ギャラリー




















コメント
コメントの使い方